2024 11,24 00:33 |
|
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
|
2011 04,18 00:26 |
|
久々に江國香織を読む。『夕闇の川のざくろ』。彼女の絵本や詩集はたしかにすてきなのだけれど観念の余地が過ぎるというか大きすぎる創造の翼についていききることができず、くやしい思いをすることが多い。だけどこの、江國香織ワールドの中でしか生きていかれないような自由な子を、まるごとすべて許し肯定してしまう視点が作品内に必ずあって、私はその許容をたまらなく心地よく感じているらしい。のだと、これどうやって感想メモつけよう……と半ば呆然と望洋としてたときに気づきました。どの作品にもあるよね。今回のように友人だったり、あるいは恋人だったり娘だったり、ファンタジーだと包む世界がまるごとのときもあったり。……好きだなあ。
どれがおすすめ?と聞かれたら直木賞受賞作を手渡しますがいちばん好きなのは『ウエハースの椅子』です。なんだかんだで。たぶんね。直木賞の短編集にはナチュラルに女性同性愛作品入ってますよ! 恋愛が不安定な永続なのはいつものことなのでハッピーエンドとかいっておきますよ。エンドはないか。ずっとハッピー。ずっと不安定。ずっと恋愛。ほら幸せそうに見えてきた(笑)。 たぶん 私が江利子でえがきたいのは こういうのなんだろうな。 そしてきっとどれだけ書いてももどかしいままなんだろうな……(苦笑)。 PR |
|
コメント |
コメント投稿 |
|
trackback |
トラックバックURL |
忍者ブログ [PR] |