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2009 06,01 11:02 |
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が、あまりに終わらないので初期のをいじってたらなんかそれなりの長さになってしまった。けして健全ではないですすみません。
春とでも銘打って2期でもやるかな、とまだ初代が終わってないのに皮算用してみる。 ……へへ なによ、その笑い方 ごろごろ、と今にも喉を鳴らしそうな仕草で私に乗っている恋人はだらしなく鼻の下を伸ばしている。 んー? ……きもちわるいわね にへら、と、こぼれでる笑みもそのままに、すりすりと胸に頬を擦りつける。別に褥で表情を取り繕えなんて言わないけれど、ぐにりとつねって引っ張りたくなるくらいには目の前の聖は理不尽にご機嫌だ。 正直、重たい。 あーひどいなー、 ……っと っ……ちょっと、聖 湿った音と一緒に、ちくりとした痛み。隠せるか否かぎりぎりのところばかりにつける、よくわからない聖の独占欲。 どうだ、と誇らしげにその鬱血を撫でる、指の感覚にひくりと身体が震えた。 無視を決め込もうと全力を注ぐ私を聖は咎めず、けれど陥落させようと動き始める。 ふふー んっ、……や、やめ……て、 なにがー? わかっているくせに。私のことなんて、こういう時の心情なんて、わかりきっているくせに。 手玉に取られる感覚。押さえつけられて弱いところを念入りにいじめられるあのときのどうしようもないきもちが蘇りかけて私は目を逸らそうとする。 だから、息……が いきが? おうむ返しで私を追いつめる。 ああやっぱりどこまでも楽しそう、憎らしくて腹立たしくていとおしい。 吹きかけないで! 諦めとともに吐き出すと聖は更に良い笑顔。 屈伏する悔しさ、だけどそれが嫌なだけじゃないから胸の奥がもやもやとして、気恥ずかしくて、ああ、もう! ……かわいいのに 一体何がよ!? むう、と頬を膨らませて、上目遣いでこちらを見つめる。ぞくりと背筋に走る痺れは気のせい、そう思わないと身体がもたない。 悪戯心を抱いた目つき、空気が溜め込まれた頬っぺたが胸の少し上で、あ、やばい、 言っていいのー? ひゃ、……だからそこ、は、……聖! ふう、と、至極単純な意地悪を、無事にやりおおせた聖は満足げに笑う。にしし、と相変わらず乙女らしからぬ相好の崩し方、私が好いてるって知ってるから、遠慮なしに。 よーこ、近所迷惑ー 誰のせいよ! 今更腕を突っ張って押しやろうとしても、安定した位置に陣取る聖は少しも動かない。そもそも身体はまた力が抜けてきていて、その分余計なオプションとして感覚が鋭敏になってきて。 せっかくがんばって声がまんしたのにねえ や……っ ああ仏心なんか出すんじゃなかった。甘えてくる仕草にほだされて、後戯の振る舞いを許すんじゃなかった! もっかいがんばる? 終わりだったはずがまた始まりに戻る、いつか見た有名な蛇の図柄のように、ずっと循環を繰り返されそうな恐怖。首を振るのなんか抵抗に数えられもしない、けれどもう手も足も固められて、聖は私の上で笑っていて。 だ、め……っ 唯一に近い抗う手段としての唇は、呆気なく塞がれる。私の頭が真っ白になるまで離してくれない時の手順で舌裏から順番に舐めあげられる。 ばか、という罵りすら聖の口の中に甘く溶けてしまい私は悔しくてぎゅっと目を瞑った。 ふふ、とやっぱり無駄に楽しげな声が私の口内に代わりのように吹き込まれ溶けていった。 PR |
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