日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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02,11
22:50
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2009
12,27
20:25
昨日一昨日と
CATEGORY[読書メモ]
外出する用事も気力も無かったため今日まで延びましたが買ってきましたよマリみてと文学少女新刊。今年中には読みます。どうやら先代フラグはばっきり折れたみたいですね(笑)。今のところ割合良さげな風評なので楽しみです。
最近、糖度が高すぎるやりとりににやにやするだけじゃ足らず床を悶えながら転がれるような話を「床掃除小説」と称すらしいことを知りましたが、初めてこの名称を聞いたとき真っ先に頭に浮かんだのがシンデレラな私は何かおかしいのでしょうか。いやでも直球に解釈したらそうなるじゃない!
割と真っ直ぐに生きているらしいですw融通がきかないとm
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2009
12,23
23:03
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
腱鞘炎になりかけの悪寒。
『デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士3~4』茅田砂胡(文庫/小説/ファンタジー)
原題は白亜宮の陰影/空漠の玉座。
白兵戦に盛り上がって公爵に泣かされてリィたちのやりとりに和みました。あと女官長の、私にとっては~のくだり。押し殺して突き抜けた感情に納得させられてしまったらもう仕方ないですね。
しかし最後は笑ったなあ。良い落とし所だ。
『ソードアートオンライン 1 アインクラッド』川原礫(ラノベ/バーチャルRPG)
『アクセル・ワールド』より好みそうな気がしたので選択。まあ元々仮想空間とかRPGとか半端なく好きな部類ですからね……テンポも良かったし素敵にエンターテイメントでした。少年と少女の結婚生活に癒されていたら急展開に吃驚。こんなに綺麗に終わってるのに一巻表記……? ……まあ夫婦分で間違いなく楽しめるだろうから良いか。面白かったです。
『戦う司書と黒蟻の迷宮』山形石雄(ラノベ/異能バトル)
3巻目。アニメ化おめでとうございます……ってもう終わりましたっけ? 相変わらず守備範囲外ですorz
モチーフとしては大層好み。近親の情と執念がリミッター解除でぐっしゃぐしゃに。母を失ったふたりの男の話。……なのにどうしてこんな乾いた空気なんだ……おかしいなあ……。
『小さな国の救世主 4 シャカリキ勇者の巻』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー/仮想国内戦)
相変わらず面白いけどストーリーとしては正直蛇足のような気が(苦笑)。敵も小物ですし割合おまけルート。いっそシーデやサラサを主人公にした未来軸とか逆に統一前のサラサ軍属時代話とかの方が見たかったです。……無理か。
『タイム・スコップ!』菅沼誠也(ラノベ/SFコメディ)
一章のタイトルが「ヒトラー殺っちゃいました」。まあ終始そんなノリでSFコメディ……らしいです。SFってどんなジャンルなのか全く理解してませんが……何か宇宙っぽいの?(きっと怒られる解釈。)
ラブコメというよりはエロコメ。ギャグ的な意味で。
『ご愁傷様二ノ宮くん』鈴木大輔(ラノベ/ラブコメ/サキュバス)
ばけらの作家陣行脚計画実施中。
健気で純情なサキュバスという時点で発想の勝利。主人公含め可愛いなあ。
『ガールズライフ』木村卯月(ラノベ/百合)
男女間恋愛もがっつりあるのですが、まあ、確かに百合ストーリーです。2005年という発売日に何かを察してください。
『丘の家のミッキー 1』久美佐織(ラノベ/少女小説/百合要素有)
少女小説名作古典。新装版発売日時が既にラノベ古典の域ですこう見るとコバルトって凄いですね。
太陽族を始めとする解説されてる用語がだいたい分かってしまった自分はこれでも一応平成製です。
『桜姫華伝 2』種村有菜(少女漫画/平安ファンタジー)
淡海……!
相変わらずの安全牌。でもトーンはもう少し減らしてくれると嬉しいかなw絢爛な絵巻物も好きですけどね。読むのに時間がかかるんですよね……。
ストーリーとしてはまだまだ序章と言ったところ。描き切ってくださることを願ってます。(自分の好きな展開も期待してみたいけどそうすると打ち切りが怖い……w)
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2009
12,20
00:41
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
『すべての愛がゆるされる島』を買いに行ったところ、状態微妙なのが一冊残ってただけだったので再入荷に期待して帰ってきました。メディアワークス文庫、新創刊だけど大丈夫ですよね……? 杉井光でその設定、一般文芸寄り……購入一択コースじゃないか。
『コスモス 七番目に出会った人』光丘真理(文庫/児童書/夏休み)
脇役たちのだだ重い逆境に沈められながらも主人公の初恋は相変わらず初々しさ真っ盛りでした。ロマンチスト×ロマンチスト。救いようがない(笑)。
両親のバカップルぶりも大層楽しませて貰いました。年甲斐なくいちゃつく上の年代に反応するのはデフォルトです。
『セコンドアウト』須藤靖貴(文庫/小説/ボクシング)
王道まっしぐら。ひたすらに基礎積み重ねのスポコンなのに何故かしっかり盛り上がる。意識の持ちようの変化が良かったのかな。純文学の件は最初出てきたときは正直邪魔に感じましたが伏線回収が為された時点では、あって良かったなあと。彼に出来たはずだったこととそれから本当に出来たこと。自己犠牲の代わりに自己肯定。良いじゃない青春。
……貧乏性というか狡い思考持ちとしては、最後、確かにかっこいいけど勿体無いと思ってしまいます(苦笑)。だって県代表だぜ……?
『ご主人様は山猫姫 2 辺境駆け出し英雄編』鷹見一幸(ラノベ/中華ファンタジー)
延喜帝国にシムールだとか、どう考えてもモデル明代だろうと思ってましたら火薬が来ましたか。えーと、宋代の時点では未だ爆竹的用途が主なんでしたっけ? そう考えると辻褄も合うのかな。まあ時代考証なんてつまらないものどうでも良いですが。(見るのは好きですがやるのは苦手。)
戦争の作法まわりが一番楽しめました。びしっと勧善懲悪されるまでにあとどれくらいかかるかな。トリッキーな戦略は実は割とスルーしていたりします。もっと真っ直ぐ王道な話だけで良いのに。騎射バトルとか推薦昇進とか熱かったじゃない。
『暴風ガールズファイト』佐々原史緒(ラノベ/女子校/ラクロス部)
まだ創部まで至ってもいないというのになんでこんなに面白いんだ。コメディ寄りのテンポで駆け抜けるスポコンラノベ。そしてそこはかとなく百合っぽいです。わかりやすいけどただの属性だけでは終わってないキャラクターたちがまた魅力的で燃えるんですよ。
取り敢えずさっさと続きを捕獲してきます。練習も試合も是非もっと。
『暴風ガールズファイト 2』
という訳で入手してきました。(この間5日くらい。)スポコンー! どこまでも正統派で嬉しい限り。公式戦盛り上がったなあ。最後まで納得の展開でした幸せでした。
実は一番好きなのは小坂妹だったりします。次点は級長。真面目な締め役には大抵惚れる。
一番人気はやっぱり宮前さんだろうなあ。腹黒直情お嬢様(ただし志摩子仕様)。そんな感じに個性的な奴らが12人、しっかりキャラ立って揃ってるので百合妄想もかなりできると思います。百合要素はないけど男女恋愛成分も皆無な女の子たちの話。どうやら今巻で打ち切りみたいですけどね!orz一応区切りはちゃんとついてるけどもっと彼女たちが見たかったなあ。
『永田町ストロベリィ 1~5』酒井まゆ(少女漫画)
全5巻。満月目当てにりぼん買ってた頃好きだった作品に手を出してみました。
併録読み切りの当たり外れは大きかったですが一本のストーリーものとしては十二分に満足。首相の娘(主人公)が最後まで少女らしく恋愛してくれて、普通の女の子部分と彼女だからこその部分が両方フォローされてて良かった。夏野サイドもしっかり要所を押さえてましたし。金銭感覚とか3巻の番外編とかお母さんとか、ね。
まあキャラとして一番好きなのは衣理なんですが。損する女の子……って属性にすると凄くひどいですね。でもタイプです。
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2009
12,17
21:00
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
もういつまでに終わらせるとかいつまでに返信するとか絶対言わない。有言不実行とか本当救いようがない屑だ。
『おいしいコーヒーのいれ方ⅩⅠ 蜂蜜色の瞳』村山由佳(文庫/恋愛小説)
SecondSeasonがスタート。先に「明日の約束」(12冊目)を読んでしまったのはご愛敬。ていうか村山由佳で検索かけても出てこないと思ったら作者表記間違えてるよorz一体何回目だ自分。
「まるで、頭のてっぺんから蜂蜜のなかへと沈んでいくみたいだった。
甘くて、柔らかくて、とろとろに溶けていて――あまりの恍惚と幸福感に、窒息してしまいそうだった。」
良かったねえ、としみじみ思える焦れったさの積み重ね。真摯だからね。嫉妬も綺麗なんですよね。(このあいだも同じこと言った気がする。)
あ、初登場?の幸太くん可愛かったです。
『低温火傷Ⅰ たとえすでに誰かのものでも』狗飼恭子(文庫/小説)
いい加減信者なので堪能したとしか言えない(笑)。
雰囲気小説が駄目な人には絶対勧められませんがこのふよふよした感覚がね。癖になると抜け出せない。
『しにがみのバラッド。』ハセガワケイスケ(ラノベ/寓話/死神)
なんというか小説版・満月をさがして。
……何故か最後までいまいち歯車が噛み合いませんでした……好きな系統のはずなのになあ……。
『BLACK BLOOD BROTHERS 3 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 特区震撼―』あざの耕平(ラノベ/バトル/吸血鬼)
派手に行ったなー。
敵方が明確なので安心してバトルを堪能することにします。今後少年漫画成分はラノベに頼ろうかなあ……。
『アダルシャンの花嫁』雨川恵(ラノベ/ファンタジー/デビュー作)
年の差と聞いて手を出した少女小説。政略結婚な庶子王弟×和睦相手国第六王女。20歳と10歳。仇と陰謀と意地っ張り。てんこ盛りです(笑)。
終盤の展開がうまかったなあ。後味悪いまま終わりそうなところに入った国王夫妻(の種明かしとバカップルぶり)で救われました。
『ナイトメア・アリス』小野寺明(青年漫画/バトル/ゼロサム)
モチーフは一応不思議の国のアリス。トランプの兵隊に焦点当てるのは珍しい(とはっきり言えるほど詳しくないんだけど)。
どっかから百合電波を受信した気がしたんですが片鱗もありませんでした。……あれ?
『STAR BLACKS 1~2』槙ようこ(少女漫画/近未来ファンタジー)
全2巻。好きな系統ですがりぼんでやるなよ!wという……何と言うか花ゆめに『凍鉄の花』が乗っていた時に似た違和感が……(苦笑)。間違いなく恋愛分よりバトル分の方が多いしそもそも主人公のお相手が見当たらない。一迅社の匂いですね。……大好きですけどね。……ひたすらに打ち切り臭でしたけどねorz
姉弟愛(誇張)に盛り上がって好きな絵柄を堪能できたのでまあそれで良しとします。人間贅沢になりすぎちゃいけない。
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2009
12,14
17:48
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
他所さまのとある本のレビューに、「本の内容を越えて作者の主張になってしまっている」という一節を見て、あーあの本で感じた違和感はそれか、と腑に落ちました。いやレビュー自体は違う本でしたが。読んだこともないけど(指摘されてる部分を除けば)好意的な評価だし面白そうなので手を出してみようかな。
『デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士1~2』茅田砂胡(文庫/小説/ファンタジー)
リィが認められるとなんだか凄く嬉しい。認めてくれる彼らはなんだか凄くかっこよく見える。
2巻の原題は黄金の戦女神。こんなに読みやすい王道ファンタジー、久しぶりかも(笑)。一気に突っ走りたいところです。(いや無理ですけど! 気持ちだけは! orz)
『コスモス 二番目に好きなもの』光丘真理(文庫/児童書/再婚家庭)
「まっ白なノートに、不発花火が上がったような線が書かれていた。」
淡くじれったい初恋の物語、らしいですが私にとっては案の定良い家族物。とがりきれない彼女たちが可愛かった。
海ならぬ湖にばかやろーには笑いました。地の文好みなんだけど会話分多くってちょっぴり残念。
『セカンドウィンド Ⅱ』川西蘭(文庫/児童書/スポコン)
真面目な感想は書き始めたら逃避的な意味合いも含めて延々と書いてそうなので略。
とにかく大好きだ。燃える燃える。
『マガツイシ ―凶石―』榊涼介(新書/児童書/サイコホラー)
パシリあきらと優等生綾音が首を突っ込むサイコホラーストーリー。……サイコホラー?
実態は中学生探偵ちょっと危険分過多、な連作。ナパーム弾のできそこないってあんた。教師×生徒はどこまでも王道な良い破局話でした。
『時載りリンネ! 4 とっておきの日々』清野静(ラノベ/ファンタジー/短編集)
凪が可愛かったのでそれで良し。
まあそんな感じに「凪、凪、夕凪」が好きでした。あと自由研究の話のようなほのぼのさも良かったです。いかにも短編というかほんのり二次創作のかおりですがw
『いつか天魔の黒ウサギ 1 900秒の放課後』鏡貴也(ラノベ/学園/異能バトル)
ばけらの作家陣行脚計画実施中。……うーん。
一応吸血鬼モノ……になるのか……? 異能バトルには間違いないだろうけど。
『BLACK BLOOD BROTHERS 2 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 特区鳴動―』あざの耕平(ラノベ/バトル/吸血鬼)
キャラまわり(造形とか立場とか背景事情とか)がいちいち魅力的。冷静な重鎮も傍観派もいるのに熱いなあ。
『とらドラ9!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/高校生/ラブコメ)
……もはやラブコメの片鱗も有りませんが。シリアス転向は大歓迎なので無問題。
ラストはふたりの物語(だろう)ということもあり、サブの面々がまた凄い。心が揺らぎます(笑)。
『ご主人様は山猫姫 辺境見習い英雄編』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
中華なのか中央アジア(遊牧民)なのか、な架空歴史ファンタジー。
珍しくもキャラクター性が前面に出てる構成だな、と思いましたらあとがきに説明がありました。へぇ。
まあとにかく山猫姫可愛かった! です。野生っ児大好き。主人公も自分の本分を理解しているあたりがさらっと凄い。強みだよなあ。
『ハニカム 1』桂明日香(青年漫画/コメディ/喫茶店アルバイト)
にやにやを連鎖させる手管が上手すぎる。爆笑ではなくほっと一息つけるのが良いよね。
この人は暗い作風というイメージがあったのでどうなるかと思ってましたが当たり。妙子さん素敵です。
『放課後オレンジ 3』くまがい杏子(少女漫画/中学生/陸上)
2巻に巡り合えなかったので飛ばして3巻。
ようやく両思い(らしい)、のに部活方面からの問題が襲いかかるわライバルはレベルをあげるわで色々山場。これ舞台が中学なのが問題なだけで凄い王道な少女漫画ですね。頑張れふたりとも。
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2009
12,11
21:30
『瓶詰の地獄』
CATEGORY[読書メモ]
夢野久作(文庫/短編集/幻想猟奇)
表題作目当て。切っ掛けとなったのは有名過ぎる某レビューサイトさまですが、はやて×ブレード新刊の埋め草で氷室さんが読んでたのってもしかしてこれでしょうか。
瓶詰の地獄:
ロリで近親(兄妹)でふたりきり。煮詰まった楽園(漂着した無人島)、無垢なままで成長していくしかない歳月はつまり「瓶詰の地獄」。
最近……でもないか、今年読んだ短編のうち一位はぶっちぎりで紅玉いづきの「サエズリ図書館のサトミさん。」で、二位にはちょっと悩んでから恐らくyomyomの十二国記新作(ひとつめの方)を挙げますが、暫定三位に浮上してくる勢いです。……褒めてるのか良くわからない順位ですね。
人の顔:
オチの予想がつくからこその恐怖。ジェットコースターにしろSMにしろ、くる、という恐怖が頂点になった時に、というさじ加減が一番重要らしいですしね。……伝聞ですよ?
死後の恋:
ネクロフィリア的な話だと思ってたら超純愛だったというね……いやネクロフィリアだって普通に純愛に成り得ますけどね……。
異性装ネタでテンションがあがるのはもうデフォだから仕方ないとして、グロ描写楽しんだのは久しぶりだなあ。うん話を信じるか否かとその厚意を受けとるか否かは全く別問題だろうw私も御免です。
冗談に殺す:
「恋愛以上の或るものが潜んでいる」という心理の奥。だから鏡はトラウマなんだってば……。
カタカナのばらまき方が上手すぎて余計に怖かったです。願望と拒絶と欲求と衝動がぐしゃぐしゃになって表出してしまった対面鏡。
今回タイムアウトで読めなかったのが、
支那米の袋/金槌/一足お先に
でした。一足お先に、の途中で返却期限。またいつか。しかしこの人の長編は読みきれる気がしないなあ(苦笑)。これだけ密度が濃いとねえ。
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2009
12,11
01:14
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
ちょっと前のとかなり前のと相当前のと……夜中に目が覚めたので突っ込んで更新。相変わらず百合もBLも無節操です。
体調戻らないorz
『葬月記 風沙の章』和泉桂(ラノベ/異国風ファンタジー/アイリス)
女性向というか女子成分皆無というか。ファンタジーの舞台に乗り切れなかったので流石に続きはもういいかなー……敵方のサディストふたり組はちょっと惜しかったですが。
『ファーストステップ』和泉桂(ラノベ/BL)
相も変わらずテクノサマタさんに釣られました。好きなんだから仕方ない。
大型犬属性な大学生航×不器用な宮大工見習い和穂。ひたすらに純情なのが可愛くって(なにせ年下攻だし和穂の意地の張り方も素直だし/何か妙な表現ですが)、おお好みの雰囲気じゃないか! と思いましたがあとがきを読む限り現在の作風はだいぶ変わってらっしゃるようで。……それって葬月記寄りってことですよね……。
『輝石の花』河屋一(ラノベ/ファンタジー)
綺麗な物語でした。良い空気吸ったー、という趣きの読了感。それこそ一夜の語りや吟詠にふさわしいような、ある少女と少年のお話。……いや年長者たちも例に漏れず好きですけどね。ほんの断片の回想が、何せかっこいいんですよ。あと墓前のシーンとかさ。
そして最終章に凄く驚きました。先入観や思い込みが綺麗に裏切られて嬉しい悲鳴。
『小さな国の救世主 3 いまどき英雄の巻』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
説教色が強いのはご愛敬。
この熱い展開に乗っていけるうちはついて行きます。ラストの収束、彼らが失脚するのは目に見えてましたが事後処理の仕方がちょっと想定外でもありでも嬉しかったり。
しかしあの展開は正直笑いどころでしたwどんな天恵。
『神様のメモ帳 4』杉井光(ラノベ/ニート探偵)
なるほどこっちサイドの物語か。ということは残りふたりの話もいつか来るんでしょうか。ヒロさんはともかく少佐辺りはしっかり少年向けになると思うのですが。個人的にはミンさんにスポット当たると歓喜。そんな短編集出ないかなあ。
どろどろの因縁で、醜い手口で、とてもハッピーエンドとは言えなくて。それでも読者が満足してしまう結末になっているという。柄にもないナルミのかっこよさには唸らされました。腹を据えた奴はかっこいい。ごっこだって良いじゃない。
『BLACK BLOOD BROTHERS 1 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 兄弟上陸―』あざの耕平(ラノベ/バトル/吸血鬼)
こっそりとばけらの作家行脚計画。吸血鬼ものは元々好きですしね。淫靡とか頽廃とか頭悪い空気に弱いのも今更。主人公は全く色気の無い少女でしたが。健気な子はそれだけで良し。
異能バトル万歳と読み進めてましたらラストでガツンとやられました。その呪縛で笑顔どうみても……な展開、続きを読まざるを得ないじゃないか。
『Recht[レヒト] 1~2』寺本薫(きらら/not四コマ/近未来ファンタジー)
2巻には割合あからさまに百合要素混入。メインテーマにもなった学園独占欲ものとか異種間主従とか。本筋は恐らく正義漢な落ちこぼれ少年が使い魔的立場の天然健気少女と一緒に頑張る話です。組織上部は勿論きな臭いしたたかう少女はかっこいいし上司ふたりともかなり好みなので全面的に幸せでした。……うん、主従好きだなあ。
『あまだれ! 1』コダマナオコ(青年漫画/高校ライフwith腐女子/百合要素有)
基本的には腐女子ネタやオタク活動を楽しむものですが後半に恐らくざくりと百合フラグが。期待してみて良かった。実はコダマナオコさんの黄薔薇観にだいぶ影響を受けていたりします。江令に令由が共存できてたりするところとか。
まあとにかく、エリカ×有賀を暫くは応援していきます。お嬢様の執着とか男装の麗人が受け手とか……好みなんだよ。
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2009
12,05
23:04
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
田中芳樹すぺさる。
『紅塵』(文庫/歴史小説/中国宋朝)
子温 梁紅玉
とだけ書かれたメモが残っていました。ていうか読書メモのためのメモって何よ。
母の女傑ぶりがとにかく頼もしいやらかっこいいやら。そしてそれに負けてないバカップル具合も凄かったです(笑)。主人公もちゃんとかっこいいのに絶対負けているw
『奔流』(文庫/歴史小説/中国南北朝)
モチーフとなった戯曲が悲恋過ぎる……あああ。
中国の対外問題って、本当遊牧騎馬民族がメインだよなあ。戦局全体を俯瞰する壮大な視点と各個の戦闘、どちらも十二分に楽しめました。そりゃあ双方、更には個人各々に違った事情があるよなあ。絡み合って悲恋になってしまうところが……切ないですが……。
『ブルースカイ・ドリーム 田中芳樹初期短編集』(文庫/小説/短編集)
後味の格差が酷いw
「懸賞金稼ぎ」が一番好みでした。……こういう少年が好きなんですよ。
『戦場の夜想曲』(文庫/小説/短編集)
なんかひとつ上の本と被って収録されてるのがいくつか。出版社を跨ぐとこういうことも有り得るわけか。ご存命の方の作品では初体験です(笑)。
表題作のような時間軸には大抵やられます。私の原点は火の鳥。それから児童書。SFも読みたい願望は有るんだけど翻訳本は苦手意識があるんだよなあ……。
『銀河英雄伝説 外伝5』(文庫/SFファンタジー)
短編集。これ文庫のバージョンによって順番とか違うんですね。私は一番新しいシリーズです。創元SF文庫だったかな?
若かりし日の彼らの一寸した事件。とか。もう当然のように面白かったです。出会えて幸せでした。有り難うございます。(と間違いなくここを見てはいない某サイト管理人さまに感謝を呟いてみる。)
『纐纈城綺譚』(文庫/小説/中国唐代)
なんで纐纈が出て綺譚が出ないんだよこの携帯……。
とある古典の補完解釈、とでもいえば良いのか。カニバリズム込みで生き血滴るサバト云々を派手にやってらっしゃいます敵組織は相当にグロかったです。血染めの布が文字通りとかね……また描写がいちいちリアルなんだよな……。
ラストには笑いました。珍しくも恋愛要素が枯渇してる(絶対グロ方面に吸い取られたに違いない)話だと思っていたら!
『西風の戦記』(文庫/架空歴史小説)
あー成程、ビザンツ帝国ねw
ロマンチックなファンタジーは大好物です。因縁の暗さは相当なものがありますが悪役がしっかり悪役してくれたので割合気持ち良く読めました。
異世界トリップものなので一応現在と繋がりは有りますが十二国記やナルニア国レベル。ラストですっきり。
『運命 二人の皇帝』(文庫/時代小説/中国明朝)
原作は幸田露伴。
どこまで色がついてるのかはわかりませんが頭の中で色々繋がってすっきりしました。語呂で覚えたりするよりよっぽど早い。
賢帝が狂って行くところを見るのは中々にきついものがあります。ある程度は善悪割り切れる話が好きなんですよね。だから秀吉も苦手なんだ……。
『創竜伝1 超能力四兄弟』(文庫/バトル/ファンタジー)
ラノベ古典……なのか?
どう転んでも外れにはならないと思うので続きは暫く積んでおきます(苦笑)。今これ以上はまるわけにはいかない。
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2009
12,03
22:08
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
最近刊行ほんのり人気?の某ライトノベルのキャラクターが前サイトで使っていたHNでして、書評/感想/レビューサイトさまを巡回するたび非常に微妙な気分になります。レンヤはなんかもう慣れました。(オフでも普通にこの名称で呼ばれたりするし。)あれは結局3年弱のお付き合いだったのかな……? 同人活動ではもうしばらく粘ってたか。本名も別に嫌いじゃありませんけどね。
『サマースクールデイズ』深沢美潮(文庫/児童書/サマースクール)
著者紹介に『フォーチュン・クエスト』やら『デュアン・サーク』やらの文字が並んでいて噴いた。何やってるんですか。
ラストのシーンは中々でしたがそこに辿り着くまで延々と続く陰湿さが……うーん。片依存の片鱗がもう少し要所にあればまた瑞穂への印象も違ったんだろうけどなあ。
『マイナークラブハウスへようこそ! 1』木地雅映子(文庫/児童書/オムニバス)
どこかで見た絵と思ったら志村貴子さんでした。販促になってくれれば嬉しいなあ。
登場キャラクタの癖が強いから読む人は選びそうですが私ははまった口です。実はしばらく彼らのことばっか考えてました(笑)。導入話は微妙でしたが第2話からが物凄く面白い。あまりに自然に入っている「大人」視点の一章で完全にやられた、という感じです。ただ彼女の一日が切り取られただけで、何の弁明もないところが凄い。良いも悪いもここまでフラットに放り出されると怖いです。経済格差とか、社会的立場とか、単純な好悪に嫉妬当てつけ、存在しているのは当たり前だからこっちも折り合いをつけざるを得ない。「お前だけはそっち側に行かないでくれよ」にはぐさりと来ました。うんいつものパターン。キャラクタとして一番のお気に入りは裁縫少女ですけどね。勿論。正直好き過ぎて語り尽くせません(苦笑)。
あ、余談ですが女の子→女の子の話も極微量に。3行くらい?wこの子2巻で焦点当たらないかなー。
『推定少女』桜庭一樹(ラノベ/青春エンタテイメント)
僕っ娘と電波少女の逃避行。若さ幼さがぐっちゃぐちゃになった10代の鬱屈があまりに桜庭一樹でした。ロリポップとか赤×ピンクとか少女には向かない職業とか。……そんなに読んでる覚え無かったけど意外と読んでるな、桜庭さん。
百合じゃないけど女の子組の癒着っぷりは中々に楽しめます。……いや女の子組? ……でいいことにしておこう。
『時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット』清野静(ラノベ/ファンタジー/魔法少女)
こういうタイムパラドクスものはずるい……。10年前(火の鳥)から弱いです。
そうかこいつら小学生だったんだなあ、と、ふとしたことで気づかされたり。小さい頃はどんなスーパー少年少女が出てきても賞賛や憧れの目で見られたのに、この頃はその年でそんな思考や言動は云々とつい思ってしまうのが何だか寂しいです。つまり主人公の言葉遣い凄いとかそんな話です。冒険シーン楽しかったです。
『凉宮ハルヒの溜息』谷川流(ラノベ/学園/文化祭)
あーあれがこうなってそうなるのね……と同人やアニメ界隈を多少さ迷った程度の奴が今更納得今更理解。長口上や講壇は、娯楽として読む分には楽しいですが理解できる気はしません。
『戦鬼 ―イクサオニ―』川口士(ラノベ/伝奇アクション/古代日本)
日本神話。もしくは反転日本昔話。
手下な妖たちのビジュアルがどツボでどうしようかと思いましたが性格はまんま獣だったのでなんとかセーフ(笑)。しかし限りなく自分好みな亜人絵だ……。
日本神話が引き合いに出ると大概小難しくって読み難くなる印象があったのですがこれは良かったです。自然だったし面白かった。主人公組の幸せ感とは裏腹な出雲組のラストにちょっとどころでは無く切なくなってましたが。そんな決着のつけ方で良いのか! とこっちが叫びたくなる。
……まあ途中で殺りんを思い出したのは私だけで良いよ。(そもそもあれは原作ではばっきり折れたフラグだよ。)
『小さな国の救世主 2 おざなり将軍の巻』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
シーデ……! ……この性格なら陥落しても仕方ないよね。男装少女な暗殺者とか、何その健気さ真っ直ぐさ。とか。
正直場違い主人公なんぞどうでも良くなってくる勢いで部族間のあれこれや政府側内部抗争が楽しいです。だってこの人なら必ず正義が勝利するハッピーエンドにしてくれるはずだもの。
『レヴィアタンの恋人 Ⅳ』犬村小六(ラノベ/バトル/近未来)
泥沼フラグの乱立。
新進気鋭、日向コロニーの噛ませ犬っぷりには噴いた。お前ら……あれだけ知謀合戦やっておいて結局は力押しかよ……。
因縁愛憎クロス地獄の中、一番好きな交わりはやっぱり義理姉弟です。他諸々を見てると前世に限りたいところですがさてどうなるか。
『マーメイドライン』金田一蓮十郎(百合漫画/短編集)
ハレグゥの人か……!(あとがきまで気づかなかった。)
ジェンダー的に凄く複雑な百合カップルが大変好みでした。立場もですが何よりお互いの真摯さが良い。実は某レビューを見たときはこんなん百合として勧めるなよ! と思いましたがごめん私が悪かった。
人魚姫モチーフとか、限りなく悲恋に近い恋愛成就とか、他の話も良かったです。ゆっくりじんわり。
『柊小学校恋愛くらぶ 1』あづまゆき(青年漫画/恋に恋する小学生)
コミックハイの絵柄や雰囲気も好きです。
いけない大人が見ればロリロリですがその実結構ちゃんと思春期の女の子が描かれててごく一部を除けば保健や道徳の授業にも使えそうなノリ(笑)。練習とか言ってお姉ちゃんや親友にちゅーを迫ったり(実際にしちゃったり)する主人公たちに空気百合だなあとか和むのも多分いけない視点ですが(苦笑)。成長を気にするのはどっちも同じとかね。
『放課後オレンジ 1』くまがい杏子(少女漫画/中学生/陸上)
割とあらすじ+絵柄買い。読み終えてから掲載紙が少女コミックだと気づく。わお。
言われてみれば雰囲気は何処と無くエロティックかもなーとは思うものの取り敢えず一巻の段階では未だちゅーすらしてませんでした。陸上話だからか結構に爽やかですし。……少コミ系詳しい友人に今度お勧め教えて貰おうかな。
しかし真面目で低身長なスポーツ少年とか、ね! ポテンシャルからすればライバルの方が人気なのでしょうが、私は断然翼派です。
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TB[]
2009
11,26
00:28
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
『セカンドウィンド』が凄い面白いです。あースポコンだ……青春まっしぐらだなあ……。
語り出すと止まらない気がするので読書メモとしては暫く自重。もしくは長ったらしいのをそのうちに。時間あるかな……。(時間は作るものです。)
『4つの初めての物語』さとうまきこ(文庫/児童書/短編集)
小学6年生の多感さは青くささの二歩手前ぐらいで、それはそれでたいそう可愛いです(笑)。
お兄ちゃんとおはじきの話がお気に入り。
『奇蹟の表現』結城充考(ラノベ/バトル/修道院)
カガミ司祭視点の続刊があったら是非読みたいです。信念と人情で葛藤板挟み。続きという形では不可能なのでおまけの短編ででも。サイボーグな壮年男性(主人公)もかっこよかったけど……もう少し水気のある(何だその表現)内面描写が……。
『君のための物語』水鏡希人(ラノベ/ファンタジー)
何と無く何処と無くゼロサム臭。ホワイトハート辺りで出した方が売れるような気もします(笑)。
数奇な運命によって主人公が巻き込まれて行く、特別なのに日常のような事件の数々。純然ハッピーエンドはひとつもないのに各話のラストが暖かいのが不思議。第三者が、彼女たちを可哀想って言ったらきっといけないんだろうな。
一巻で綺麗にまとまっていて。良い連作を有り難う。
『やさしい竜の殺し方 1』津守時生(ラノベ/RPGファンタジー/女性向)
確かに紙面でRPG以外の何物でもない。ゲームのシナリオ読んでる気分に何度なったことか……w
恋愛面はほぼ直球でBLですが直球過ぎて中々笑えます。うんお前恋に落ちるのも誓いを立てるのも早すぎだよ。幻獣サイドの方々が好きなのでもう少し読んでみようと思います。
『時載りリンネ! 2 時のゆりかご』清野静(ラノベ/ファンタジー/魔法少女)
凪が可愛すぎて最早どうしようもない。
彼女の最後の見せ場にちょっとぶわあっと来ました。涙腺弱いです。
『ベン・トー サバの味噌煮290円』アサウラ(ラノベ/学園コメディ)
『バニラ』が入手できない腹いせだとも巷では伝えられています。
腐マークがおでこについた妄想少女と次期生徒会長さまが百合時空でした。執着束縛片思い。
『とらドラ4!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/ラブコメ/夏休み)
別荘回。ホラーは例えネタでも勘弁してください……orz(本当に苦手な人。)
この辺りから段々と暗雲が立ち込めて来てますね……交錯しているあれやこれがどう結びつくのか、楽しみです。
しかしコメディ方面で相当馬鹿をやってしまっていて、惚れる要素より引いてる思い出の方が多いような気がするのですがw
『とらドラ8!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/ラブコ……メ?)
雪山ブリザード。
うんそれ修学旅行じゃなくて林間学校だよね。色々掘り返されてあいたたた。
『司書とハサミと短い鉛筆 1』ゆうきりん(ラノベ/ラブコメ/仕掛け絵本)
最初から最後まで穿いてない童女。まあ……いいけどさ……。
『南波と海鈴 1』南方純(百合漫画/四コマ)
猫耳猫耳。
ふにゃふにゃと百合時空。
『とかげ 2』灰原薬(青年漫画/伝奇/ゼロサム)
父娘と姉弟が好き過ぎて……もう……。
お姉ちゃんが愛しくて切ないです。エゴの連鎖ですね。
百合でドSな彼女も何やら弾けてたので一応報告(笑)。狙われてる方は可愛かったんだけどなー。
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2009
11,20
23:43
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
今更ですが怒濤のファンタジーブームでした。漫画やアニメに手を出す気力は無いので必然的に児童書かラノベかの二択になり、後者寄りの選択をした模様。……まあ結果論なんですけど。
『セカンドウィンド Ⅰ』川西蘭(文庫/児童書/スポコン)
正統派すぎるくらい正統に青春スポーツ物語。ジャンルは自転車競技になるのかな。
一巻なのにどう見ても二冊分の二部構成とか、頑張るなあ。しかしここで終わったら少年漫画の王道打ち切り過ぎる(笑)。俺たちの未来はまだじっくり見たいです。殊更に熱血キャラというわけじゃないのに真っ直ぐに熱い主人公、かっこいいよ。
なんか懐かしい空気、と思ったらヒロイン以外女っ気が無いとかそういうことでした。……ああ、バッテリー時空……。
『とらドラ6!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/ラブコメ/高校生)
生徒会編。ガチンコキャットファイトが一番面白かったのは私だけで良い……。
あとはラストシーンが何故かかなりお気に入り。まあ最高に笑ったのはあとがきですけどね! 風林火山とか……うますぎだろう……。
『時間商人 不老不死、売ります』水市恵(ラノベ/オムニバス)
野球の話がやたら多いと思ったら……そういうことか……。
後半に畳み掛ける叙述トリックは凄いのに、伏線の敷き方がちょっと残念というかまどろっこしい気が。第一章の吸引力の弱さが勿体無い。せっかく良いハートフルなのに。案の定少年たちが凄く好きです。3人ともかっこいいよ。
『恋愛アナグラム』天堂きりん(青年漫画/恋愛)
こういう話を漫画という形式で摂取するのは実はとても珍しい自分。好きなのに未知の領域過ぎて中々手が出せない……。
表紙買いもたまにはしてみるものですね。
『教艦ASTRO 1』番納葱(青年漫画/四コマ/高校教師)
物凄い勢いで癒されている自分がいる……のが何故だか切ないです(苦笑)。……歳食ったなあ。
そして大変面白かったです。総合的なクオリティ高すぎだろう……。見た目だけは蓉子っぽい百合属性の方もおりますので興味のある方は是非(笑)。いやギャグものだったらガチであんな感じかもしれん……。
『[zion] 1』榧世シキ(青年漫画/近未来ファンタジー/ゼロサム)
ゼロサム時空万歳。
絵柄も世界設定も相当好みなのですが、少々話を詰め込み過ぎでは? という気は、少し。つまりもうちょいじっくり心理や世界観を掘り下げてくれると私が嬉しい。倫理も情もないバベルの塔。
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2009
11,17
21:30
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
活字中毒自家中毒。
ちょっと昔読んだ本について知りたい情報があって検索をかけたら当時の感想という名の妄想が痛すぎて悶絶。前のサイトにくっついてたブログでやってた分もメモ代わりに移動させようとか思ってましたがとても無理ですね! 正視出来る気がしません。
『ガンズ・ハート 3 硝煙の栄光』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
vs知の教団。自分を悪だと思ってる悪役なんていないという話。
カルタ×姫様が好み過ぎるんですが、どうしたら良いでしょうか。肌色まみれのシーン(ただしほぼ男)なんか最高でした。いやまあ男たちには笑いましたけどね?w
あとは初代様の話でうっかり涙腺崩壊。……そこは普通泣き所じゃないと思うんだ……。
『ガンズ・ハート 4 硝煙の彼方』
vs東域国。前編。
情報戦知能戦編とも言います多分。模擬戦とか相変わらず凄く好きです。
2対200の論理は素直に凄い。政略結婚で円満解決だよと思ったもののそしたらカルタ×アニゼットはシリアスバッドエンドですね……orz
『ガンズ・ハート 5 硝煙の鎮魂歌』(完結)
フラグ折れなかった! むしろ進展した! ちゃんと責任取れよカルタ!w
そして自業自得ではあるものの教団フルボッコエンド(笑)。六三三銃士隊も近衛兵団改造部隊も、大変盛り上がりました。
成程こういうのはロストコロニーものというのかー。SFジャンルは殆ど手付かずだからなあ。実は家には結構あるんだけど。
『トウヤのホムラ』小泉八束(ラノベ/伝奇アクション)
極微量に百合要素。親友で主従はおいしいなあと思いながらも報われない上に脇役過ぎました。というか最後まで幸せ要素が無さすぎですこの話(笑)。
すぐにファンタジーに分類してしまう癖を少々反省。そうか伝奇って言い方もあるのね……。
『リヴァースキス』佐野しなの(ラノベ/コメディ/変形入れ替わり)
まとめ方はともかく、日常のどたばたが凄く楽しかったです。ボケにしろツッコミにしろ、会話も地の文も、とにかくテンポが良い。雑学ネタの絡め方も秀逸でした。そこで繋がるか、という。(映画ネタドラマネタは全滅でしたが……orz)下ネタでまでことごとく笑わされたのは何だか悔しいです(苦笑)。
ある日起きたら自分そっくりの美少女になっていました。ていうか目の前の元の自分(17歳男子)に入ってるお前誰よ、という話。……これ続かないのかなあ。
『GIRL FRIENDS 1』森永みるく(青年漫画/高校生/百合)
どきどきの高校デビューもの、だったはずがラストでいきなりの百合展開。いや私は後続組ですから、元々百合物だって事前知識の元で読んでるんですが、これ普通に連載を追いかけた人に取ってはどうだったんでしょう。気になります(笑)。
まりもあっこも可愛いけれど例の如く脇の二人を愛でフラグが立っているのですがどうしたものか……w少女漫画テイストな話の進み方が心地良いです。所詮心理描写偏愛モノローグ好きー。
『愛してるぜベイベ★★ 6・7』槙ようこ(少女漫画/完結)
「続き? はあ? 自分で買えよ」(意訳)
そして出資した姉より先に持っていったり、修学旅行の土産が私の分だけなかったりしてもめげません。ほら昨日お詫びにってプリンくれたし! 賞味期限切れたからって台詞が続いたのはきっと気のせい!w
……まあ、現実の姉妹なんてこんなものですよねー。
ベイベはそのあたり結構リアルな家族関係で面白いです。随所随所は確かに夢や理想で出来てるんだけど。しかし大賀さん……良い女過ぎるだろ……。綾ちゃんも可愛かったなあ。皆好きなんですけどね。
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2009
11,13
21:54
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
さくさく行くよー。
『雪蟷螂』に命を懸けたかったのに気がついたら上半期のラノサイ杯はとっくに終わってました。月日は無情です。
『うさぎのミミリー』庄野潤三(文庫/エッセイ)
……巻末対談が江國香織だったんだもの、仕方ないじゃない。
他人の日記を読むの、凄く楽しいです。
『僕らはどこにも開かない』御影瑛路(ラノベ/ノンジャンル)
だってそうあとがきにh
美紀以外は理解しようと思うことが間違いなんだという結論。いやまあ優等生に反面教師の論理はよくわかりますけど。……嬉しくないし。
一言でまとめるなら、恋の魔法って偉大だね、という話です多分w
『聖剣の刀鍛冶 1』三浦勇雄(ラノベ/ファンタジー)
ルーク×リサ、セシリー×アリアで個人的にベストエンド。つまり異種間でロリと百合ですね。百合の方はプラトニックでお願いします。アリアの諦念さがいじらしくて可愛いよ。そしてセシリーのMっぷりは正直笑い処だよ。
ゆるくファンタジーに浸れて色々良い補給になりました。
『小さな国の救世主 なりゆき軍師の巻』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー?)
中央アジアは未知の領域……。
しかし相変わらず突っ走りー盛り上がりーの一気読み。ああもう大好きだよ。
『吉永さん家のガーゴイル 3』田口仙年堂(ラノベ/アットホームコメディ)
「今ならまだ、メルヘンで済むのだ。」
……微百合と言ったら怒られるだろうかw
『やってきたよ、ドルイドさん!』志端祐(ラノベ/学園コメディ/百合要素有)
何故かそこかしこで百合(笑)補足を受けている本著。いやだってその(笑)は何だよって気になりません?
そしてどこかがおかしいのに確かに百合展開。凄く百合なのにどこかがおかしい。このノリに乗り切れるかが分かれ目ですねw
『初音みっくす 02』KEI(青年漫画/メーカー非公式)
……最近の生きる活力です。
色々な設定で、が、魅力のひとつでは有るのだろうけど中編くらいの連載もやって欲しいなあ。
『花帰葬 1』(青年漫画/ゲーム原作)
……もう少し自由がきく身分になったら原作やります。乙女ゲー、もしやシェアでは初か……?
しかし原作やる前から二次創作界にどっぷりなのは如何なものか(苦笑)。勿論黒白派ですが、何か?
『まんがの作り方 1』平尾アウリ(青年漫画/漫画家/百合)
この、とぼけながらもすれきってる感じがたまらない……w
そして案の定不幸な弟もストライクです。好き度としては健気な後輩の方が上ですけどね!
『Variante 4』杉基イクラ(青年漫画/鬱/完結)
ここまで潔くバッドエンドにされると脱帽するしかないよなあ……。全滅で終結。そして「来てくれて嬉しかったわ」から「あの人は寂しがりやだから」のくだりは卑怯……陥落するしかないじゃないか……。
マイルドなグロさも中々お勧め、な作品でした。この人今はBASARAのコミカライズやってるんでしたっけ?
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2009
11,05
00:22
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
好きだーって叫ぶだけで良いじゃない、と、たまに思ったりもします(笑)。
『サロメの乳母の話』塩野七生(文庫/短編集/古代神話ギリシアローマ)
あー成程『春の目覚めは紫の巻』(田辺聖子)の系統かー。
登場人物たちに直接釈明させているのが面白いところ。表題作と後はネロの弟かな、が良い解釈でした。話としてはブルータスも好きでしたけどね。
最後のオチには笑いました。
『猫泥棒と木曜日のキッチン』橋本紡(文庫/小説)
ああ、確かに「誰も知らない」に似てる、かも。
でも淡々とした絶望よりぼんやりとした希望の方が幸せな心持ちになれますよね。
『そばかすのフィギュア』菅浩江(文庫/SF/短編集)
「小鳥を飼う人間は、小鳥よりも幸せだろうか。」
嫌味なくさらっと書かれた文章が読んでいて気持ち良い。
『ガンズ・ハート 2 硝煙の女神』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
エズオル編終結。
良く考えれば真っ直ぐに王道ストーリー、ですがこの疾走感と相まって……うん、好きだなあ。恐らく近未来設定なのに中世風ファンタジー。
『はやて×ブレード 11』林屋志弦(青年漫画/チャンバラ/百合)
オールスター!
会長のフリーダムさに最早違和感を覚えないあたりしっかり林屋節に染まってます。フォロー役の突っ込みも絶妙。そして白服戦が楽しすぎて楽しみすぎる。
『ひとひら 4』桐原いづみ(青年漫画/演劇部)
卒業、そして進級。
しかし初々しいなあ。部長組は幸せに百合エンドということで、これからは純情男女CPのターンですね! 劇中劇は……えーと……女装に期待ということで。
『Variante 3』杉基イクラ(青年漫画/鬱)
キメラに遺伝子操作地下組織血の呪縛と聞いて想像出来るストーリーを思い浮かべて頂ければ多分間違って無いですw安全牌だとも言えるのでそれはそれで良し。
絵柄として身体の肉付きが大変好みな上に虚ろな表情盛り沢山で正直ただの俺得物。ネットスラングってたまに無性に使ってみたくなりますがのちの黒歴史感は倍増しますよね(笑)。まあ後悔は後でするものだ。
『GUNSLINGER GIRL 4』相田裕(青年漫画/義体少女とガンアクション/イタリア)
結末は決まっているからぐさぐさと……。
既にちらつく崩壊の萌芽の見せ方がまた凄いよなあ。
『バス走る。』佐原ミズ(青年漫画/短編集)
……なんかもう、好き過ぎる。どうしようもないですね。
がっつりと作者巡りしてこようと思います。
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2009
11,01
14:50
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
……後数回で片がつくとか昨日ほざいてたけど、気のせいかもしれない。
かずまこをさんや西UKOさんをちらつかせられ『楽園』に陥落しそうです。最近本屋行ってないからまだ現物を見てすらいないんですけどね(苦笑)。
『ソナタの夜』永井するみ(文庫/小説/短編集)
危険な恋愛って……全部不倫じゃないですか……(笑)。
「ミルクティ」の空気が好きでした。お互い様でどっちもどっち、になれた今を貪りながら過去を懐かしむ感じが奇妙に安定していて。桐生の誠実さとかね。……単にピロートークが好きなだけだろという意見も有りますけどね。背徳も葛藤もおいしいけどあんまり心拍数が上がるような展開は落ち着かないんだ……。
あとは「緑深き淵」のオチにやられました。何その不幸を纏ったハッピーエンド。
『甘水岩』多田容子(文庫/時代小説/青年忍者)
戦闘と拷問のリアルさ度合いが普通にエグかったです。まあ実際忍者の境遇なんてこんなもんですよね……5年前なら人質時代とか物凄いご褒美だっただろうなあ……(苦笑)。
鮮やかな活劇を楽しんでいたら後半何故か恋愛方向に急直下。巫女サイドの薄ら暗さと(主に信念に対する)真っ直ぐさの兼ね合いが……うん、良かった。どっちも意地っ張りが過ぎていてどうなるかと思いましたが意外に綺麗に片がつきましたね。吃驚。
『チエちゃんと私』よしもとばなな(文庫/小説)
やばい……この恋の仕方は『ウエハースの椅子』や『愛の病』だ……。
誰が誰にかというと私が本(の空気)にです。誰にもわからない化学変化が私の内部で起こったのでそのうち何かしらの反応があらわれると思います。頭ふわふわして気持ち良いです(笑)。
「チエちゃんは帰ってきました。 カオリ」
「ちぇっ! 篠田」
に物凄く笑えた私は勝ち組。
……ここで数日置いて冷静になりました。いや何その恋する乙女(しかも本に)。活字でトリップできたら世話ないですね。もっと世の中は平和になれるよ……陰気にもなりますが。
「偏屈なおばさん同士の同居」であり、崩れかけたような日常が継がれていく話ですがこのずぶずぶな依存具合とかですね。現状は何処までも認識しておきながら情熱は何処かに置き忘れてきたといった風の静謐さの捻れ方がいかにも私好み。主眼も主役も恐らくはチエちゃんのはずなのに主人公のロマンチストめいた現実主義者な部分にやられてしまう。その、できる範囲で、が難しいんだよ(笑)。
とある(当時の)新作が肌に合わなくて以来初期作しか読んでませんでしたが、これを期に手を出し直してみようかな。
『偽物語 上』西尾維新(単行本/小説)
ロリコンは、正義!
とか言いながらやっぱり自分は小さい子の周囲の世界が好きなんだよなあ。彼女はその中心だし彼女がいなければ成り立たないのは確かだけれど彼女だけでも成り立たない。
……あー、えと、下巻と一緒にもう一回貸してくださりますか?>私信
『灼眼のシャナ Ⅶ~Ⅸ』高橋弥七郎(ラノベ/ラブコメ/アクション)
バトルモードがラブコメのおまけになってきている気がするんですがどういうことなんだ……(笑)。
保護者組美味しかったです。でもやっぱり私は姐さんサイドの方が好きです。緒方さんも含めてね。過去編が楽しみです。
『平井骸惚此中ニ有リ』田代裕彦(ラノベ/ミステリ/大正浪漫)
七五調の語り口がしっくり来て心地よかったです。大鏡的昔語りは途中で醒めちゃうことが多いんですよねー。
苦手意識のあったこの時代も何か段々慣れてきたなあ。澄夫人と涼嬢がツートップな私は極端。(人妻と幼女で何が悪い。)主人公の日和見主義はもう少し改善されていくことを期待。
『ブラッド・クロス』水壬楓子(ラノベ/ファンタジー/アイリス)
「美しい肌の下から、いかにも不感症そうな金属の肉体がはみ出している。」で不覚にも噴いた。
千年前が20世紀だったりスケールが銀河系な辺り、一応SF要素もあるのかな? とはいえ基本は吸血鬼と悪魔なので微妙なところ。友情やら主従やらが正統に一迅社BLゾーンに突っ込んでいるの、ラノベでは初めて見ました(笑)。
昔の同人誌を大幅加筆修正した作品だそうで。個人的には配役GJです。
『ガンズ・ハート 硝煙の誇り』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
面白かったー!
「剣と魔法」の代わりに「銃と硝煙」の物語。腕っぷしや知恵といった、実力でのし上がる変形シンデレラストーリーが私は大好きです。スラムとか下級貴族とか禁忌と巨大獣とか……。……涼さん辺り好きな気もするんですがどうでしょう?(笑)
社会的弱者の大立ち回りによる勧善懲悪は読んでて気持ち良いですね。正直こんな感想書く暇があったら続きが読みたいんですけどねw
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2009
10,26
23:56
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
書きはぐれてたのまとめ前半戦。見事に百合やBLだらけ(笑)。
こういうのは読書メーターやはてなダイアリーでやってる方が多いし、みくしやついったも便利そうだけど、今の状態が安定しちゃってるんだよなあ。
『森博嗣の道具箱』森博嗣(文庫/エッセイ)
道具(ツール)って汎用性高い言葉だなあ。
弟に「スカイクロラみたいな、ミステリ以外の森博嗣が読みたい」と言われ、勧めてみたら門前払いされました。このエッセイアレルギーが……!
思考の仕方が好きなんです。第三者として見ていると本当面白いんですよ。当事者になってしまうと大変な気も致しますがw
『君が僕を どうして空は青いの?』中里十(ラノベ/恵まれさん/百合)
こう、メジャーには成り得ないけど(から?)好きな作品って、ありますよね。純文学の狭間を時折平然とすり抜けるのがたまらないんだ……。
ある意味で物凄く正統派な百合話です。こういう構造、好きな上に語り口が珍しく好みに合致してくれました。少女って残酷。知能指数高いと更に跳ね上がりますよね色々。
最初と最後のあの空気の中に蓉子を放り込みたくて仕方ないんですが恐らく誰も喜ばない。
『猫にGOHAN』松前侑里(ラノベ/BL/年の差)
うーん、思ったほどじゃなかった、かなあ。前二作のようにはのり切れなかったというのが正確でしょうか。主に主人公組に。
やっぱりというか姉夫婦や親友CPが中々好みでした。脇役男女恋愛おいしいよ。(BLレーベルの存在意義は何処。)
『メロンパン日和』桜木知沙子(ラノベ/BL/高校生)
俺様で主従で下剋上。……まあ、そういうわけです(笑)。
男子に女王様ってどうなのよ、と思いましたがよく考えなくてもミスターリリアンは女子校の王子さまでした。
後日談の「情熱レモネード」につい頬が緩むくらいには楽しめました。宣言とかピアスネタとか、ヘタレでも気張ってもないかっこ良さが良い感じ。
『女帝・龍凰院麟音の初恋 2』風見周(ラノベ/エロコメ)
一番楽しんだのがあとがきってどういうことなんだ……w
ばけらの的……じゃなくても良いけどエッセイめいた本を出してくれたら恐らく速攻で買います(笑)。この方のブログの文章、大好きなんですよ。面白いのに丁寧。いや、本著はそりゃあ弾けてますけどw
『鬼ごっこ 4』黒柾志西(青年漫画/人外もの/微エロ)
完結。
色々投げっぱなしのような気もしますが、まあ、記号を楽しむ漫画ですよね。正直微じゃない気もしますが……いや今の御時世なら微エロの範疇なのかな……。
結局猫娘とお兄ちゃん贔屓でした。BLな取り巻きと悪魔は最後まで良くわかりませんでした。そんな、百合かも知れない何かも含まれたニッチ業界。
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2009
10,22
19:37
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
思いがけなく台風一家に賛同を頂いてしまったので、調子に乗って読み間違い&勘違いスペシャルをやるところでしたがどう考えても恥の上塗りでしかないことに瀬戸際で気づきました。黒歴史ネタはまたどうしようもなくネタ切れになったときのために取っておきますw
『まなづるとダアリヤ』宮沢賢治(文庫/童話/短編集)
とある事情から気になっていた「連れていかれたダァリヤ」目当てだったのですが、あれ、入ってない……? 同じモチーフ(ツェねずみとかカエルとか)で話を作ることが多いんですねこの人。調べて出直して来ます。
童話って一気に読むものじゃないよなーとも思いながら。こんな性格のせいかやっぱり多少メッセージ性が濃いものが好きでした。具体的にはキツネの学校の話やバージョン違いの競争の話あたり。
『接吻 栗本薫初期短編集』栗本薫(文庫/小説/10代20代)
「ひきさかれることで君は完全に私のものになった。」
正統派少年愛、な作品が多いし好みでした。王道以前にこちらが本家なんでしょうね。衆道に宗教裁判、サナトリウム。そりゃ若衆歌舞伎も禁止されるわ。
後は倒錯した束縛の男女の話が精神的攻受逆転というか、操っているつもりの側がマリオネットという入れ子構造で楽しかったです。
『女學校』岩井志麻子(文庫/小説/ゴシックホラー)
耽美な夢十夜。と解説にも書かれてましたが実は夏目漱石の本家を未読な自分。家にずっとある本だと思うとつい後回しになりますよねー。
女学校出身だと(初めは設定されている)ふたりが順々に語っていくうちに……という話。正直マリみてなんかよりよほど耽美でお花畑です。(まあそもそもマリみてに耽美要素は殆ど無い。)廃虚に遊郭、ドールハウス。ばらまかれて収束してまた散らばって。
この構造、心底ぞっとしますし構築出来る人も心から尊敬しますよ……無限ループ超怖い。
『CDでわかるピアノの名器と名曲』仲道郁代(単行本)
まあタイトルが全てを表してますよね(笑)。資料目的でしたが全部読んでしまったのでこちらに入れておきます。こういうのから入るところが私だと思います。
次はバイオリンかなー。同じシリーズで確かあったはず。
『神様のメモ帳 2』杉井光(ラノベ/ニート探偵)
微妙な大人の世界に片足を突っ込んでしまったナルミが順調にニートへの道を歩み始めているのが、なんというか……(笑)。
綺麗にまとめてくれることはわかっているので安心して展開や細部を楽しめます。後味の良さは期待しちゃいけませんけどねw今回も中々の救われ無さでしたが。展望は無いわけじゃないのに……。
『神様のメモ帳 3』
『ばけらの』で言ってた殴り合いってこれかー。
何かを大事にするってことは何かを切り捨てるのと同義。根本的な解決のしなさ具合は過去最高ですね……。……しかし好みだからまたタチが悪い。テツさんもアリスも彩夏も落ち着くところに落ち着いた、相変わらず綺麗なエピローグで、これで完結だと思ってましたが最近新刊が出たんでしたっけ? 一体(ラストは)どうなるんだ。
『灼眼のシャナ Ⅵ』高橋弥七郎(ラノベ/ラブコメ)
束の間の日常モード恋愛仕様。スポーツ少女の不器用さが何故かツボでした。ふたり組のうちかっこよくない方に惚れてるとかまっすぐなのに曖昧な誘い方しかできないとか可愛いじゃないか……。
後は姐さん陣営ににやにやと。なんか集団として好きですこの面子。新キャラは取り敢えず保留の方向で。
……もうすっかりキャラものとして読んでますね(笑)。
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2009
10,21
09:41
『水色ステディ』
CATEGORY[読書メモ]
松前侑里(ラノベ/BL)
がっつりBL本の感想のはずなのに何故かマリみてCP語りなんかも混ざっているという。まさに誰得読書メモ。
パステルカラーに乗ったテクノサマタさん(鳥籠荘の挿絵の人)につられてしまったBLレーベル。文体や空気が予想以上にかなりストライクゾーンだなあと思ってたら『プールいっぱいのブルー』の人でした。なんという偶然。言われてみればさわやかさとか地の文の落ち着きとか、通じるものがある気がしてくるんだから勝手なものです(笑)。「とうに手放した恋なのに、あらためて失恋した気分だった。」とかね。相変わらずですね。(私の趣味が。)
幼馴染へのもどかしい恋愛相談をした相手に惹かれてしまった、というのが多分あらすじ。皆実の優柔不断さが極まっている割にはこちらの感じるもどかしさが応援したくなる手のものでした。少なくとも私はいらいらせずに済んだ。最後の最後までどっちとくっつくか分からない緊張感は有りましたけどね。え、耐えきれずに途中でラスト確認しましたが何か?(←邪道)
そしてご察しの通り主人公たちが途中からうちの先代3人にしか見えなくなり、変な笑いが止まらなくなりました。勿論皆実→蓉子、誠一→聖、成行→江利子です。蓉子がファンタジー過ぎる(つまり有り得ない)という異論は受け付けます。でも聖祐は×より+が好きなんですよ……。双方向の矢印は憧れで羨望。いやまあ成行=江利子が個人的にツボに入っただけで聖もかなり性格違いますけど。プレイボーイはともかくスポーツ少年とか……(笑)。
ともあれ成行の、恋敵さえも手の平で遊ばせておく余裕が、ね。本当に突き放しているわけじゃないところがまたうまいなあ、と。あんまり学生らしくない達観さですがそれはほらファンタジーですから。あ、舞台はエスカレータ式の教員養成学校です。
後は親友組の恋模様も楽しかったです。普通に男女恋愛で構わないんですというかむしろ歓迎。あんまりストパニ時空だらけでも困りますし。五月戦争には笑いました。
……そんなこんなで見事に好みでしたのでちょっと作者巡りしてこようと思います。やっぱりというか案の定というかBLレーベルからしか出してないか……でも多作だな。普通はこんなものなんですか? 元腐女子のくせにアウェイなのでいまいちわかりませんが。
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2009
10,18
00:01
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
プリンを作る時にバニラエッセンスを入れ忘れるととても残念なことになることを学びました。
『セカンド・ショット』川島誠(文庫/小説/短編集)
この、ぬるっとした感情が良い感じに気持ち悪いですね(笑)。青い春と言い切るにはもう一歩な義務教育後半戦。
このエネルギーを反対方向に飛ばすと『800』みたいになるのかな。
『紅顔』井上祐美子(文庫/歴史小説/中国明清)
呉三桂と李自成ってよく間違えますよねー。
もう少し人間関係をねっとり描写してくれたら……と思ったので次は芸伎や遊女の短編集に手を出すつもりです。恐らくこっちのコンディションの問題。
最後の一文がうまく解釈できないまま小骨として引っかかってます。白雪姫といいナルキッソスといい、一番恐ろしいのは唆す鏡なのかも知れず。
『裸足の皇女』永井路子(文庫/歴史小説/短編集)
古代日本のオムニバス。明確には繋がってない作品も多いですが。
「殯の庭」の彼の思考が多分一番好み。いや血の連鎖に反応したとかそんなまさかははは。経年に従って変わっていく心境が落ち着いているのに迫ってきて。
物語としては「恋の奴」からの連作が好きでした。ここまで来てしまった、感慨への笑みにやられました。本望です。
『花物語』なかにし礼(文庫/小説/短編集)
近親や身分差はともかく不倫や人妻方面へ足を踏み入れたら(ryと何処かで声がします。……(ryとか久々に使ったよ。
40年くらい前の女性週刊誌連載。「薔薇人形」が本当に薔薇の話で噴いてました。「雪水仙」「牡丹の里」あたりの禁断度合いが素敵。「あまりに近く、それゆえに触れることのできない」のはそうか義理でも有りなわけだ。
凄絶さでは「椿の庭」「火の菊」ですかね。突き抜けた妄執に彩られた破滅。
『RIGHT×LIGHT 7』ツカサ(ラノベ/魔術バトル/夏休み)
予想に反して友月祭でした。マジか。なんか彼女ならどんな暗黒に堕としてもいいやという雰囲気がひしひしとしますね(笑)。苦しみすぎ死線をさ迷いすぎついでに狂気に染まりすぎです。楽しいなあwあーアリッサは自覚し始めたし従姉で姐さんキャラも登場だしで、ラブコメ成分はしっかり泥沼コースを進みだしましたね……。
ちなみに挿絵、人体構造は結構あれだったりしますが、虚ろな表情が大変好みでございます。つまり友月万歳。
『神様のメモ帳』杉井光(ラノベ/ミステリ?/ニート探偵)
なんか『デュラララ!!』の雰囲気に近いなーと思ってたら冒頭のカラー挿し絵が似てました。どうしようもない少年少女たちの物語なのでやっぱり似ていたりもするのかな。好きな雰囲気だーという感想なので勿論良い意味でですよ。
後味は決して良くはないんだけど何故か気持ち良く読める杉井光作品。うん確かに仕事しろよw
『時載りリンネ! 1 はじまりの本』清野静(ラノベ/ファンタジー)
展開やまとめ方がいちいち丁寧で繊細で綺麗でした。真新しいものがあるわけじゃないけど素材の扱い方がうまいというのかな。まあ、好きな系統です(笑)。
語り口も中々良かったです。綺麗な装丁を開いて閉じて、というとアリスのノリかなあ。
百万字読むだけで時間が一秒止められたら便利だろうなあとは思うもののテスト時間引き延ばしたり乗り遅れそうな電車に飛び乗ったりするくらいしか使い道を思いつけない貧困な脳の持ち主はせいぜい憧れておくぐらいが分相応の模様。
『ダビデの心臓』スズキヒサシ(ラノベ/ファンタジー)
グロと鬱で異能バトル、で間違ってないはず。後ろ向き主人公にいらいらするって良く聞くけれど実際自分が感じたのは初体験でした(笑)。お前……三度目の正直どころじゃないだろ……。
みんなもう少し見せ場があってから死んで行って欲しかったなあ。せっかくのキャラ設定が生かしきれないままなんてそんな勿体無い。
『迷い猫オーバーラン! 拾ってなんていってないんだからね!!』松智祥(ラノベ/ラブコメ)
「お前たちこういうの好きなんだろ?」というエネルギーで最後まで突き抜けてくれた一品(笑)。その辺三浦しをんに近いかなーとも思いましたがもっと露骨というか両者の距離が近いですね。さすがラノベ。
台風の夜、が中々。変わったカフェに集まる変わった仲間たちの話。
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2009
10,16
15:56
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
最近漫画を読む気力がない……。文字の羅列より絵の連続を追う方がよほど疲れると思うのですが中々賛同を得られません。
『ほたる館物語 1』あさのあつこ(文庫/児童書/デビュー作)
小さい頃読んだかと思ってましたが純粋に初見な模様。マジか。
こういうまっすぐさには物凄く憧れます。所詮ファンタジーとは言いきれない辺りがうまいと思う。
『ほたる館物語 2 ゆうれい君と一子』
ヒーロー?役登場。あさのさんって線の細い男の子好きだよなーと思いましたが単に私が留衣を偏愛しているだけのような気もしてきました。
正直がいつも正しいわけはないけど、そういう風にしか生きられないのはこどもだって変わらなくて。
『ほたる館物語 3 一子が知った秘密』
市役所の話にはぐっさり来るしかない。成長してから読むと刺さるってこういうことを言うのね……。
決まってしまったことを覆すことはできない。……本当に?
『新ほたる館物語』
完結編。前三作からは相当時を置いて出版された模様。確かに雰囲気が何処となく丸いです(笑)。
あれ? 役場の話はこっちだったかな?
『コイするヒト』前川麻子(文庫/児童書/オムニバス)
初出がケータイ小説だとかこれが児童書レーベルだとか嘘だろ……? と作者来歴見たら結構経験豊富な方でした。うまい人がやるとこんな風に軽快な言葉回しでテンポよく、となるのか。オムニバスでしたが重なり自体はさらっとしていました。道ですれ違ったり別視点だったり。
中学男子×女子高生の純情盛り合わせやなんかもすごく良かったですが不器用三十路カップル未満や元不倫夫婦寝取られ男添えの方が好きな辺り何か……最近何かあれですね。指事語乱れ撃ち。
『海へ向かう』前川麻子(文庫/児童書/オムニバス)
最後の「彼女を思い出す」が、明らかに昔読んだことがあったのですが読んでる最中は思い出せず。後から初出を見て納得。うんあのアンソロは確かに読んだわ。今回は連作として当時の話、も読んでいるからか昔以上にぐっさり来てました。謝らせて欲しいなんてエゴの塊以外の何物でもない。
あ、そういえば三つ目の「ウクレレを弾く」に百合要素が微妙にありました。好きな人はおお、と思う、程度ですが少なくとも彼女のファーストキスは憧れの年上のお姉さんです。「初恋は、足下の泥に溶けたアイスでした。」とか、凄い回顧だと思いますが現在は妻子持ちと不倫な展開なので百合的におすすめはできません。私的には大好物ですけどねー。拒絶の仕方とかね。
……やっぱり児童書っぽくないよな、この人(笑)。
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