日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
カテゴリー
新しい記事(未整理) ( 1 )
戯言・拍手お返事・その他 ( 928 )
妄想走り書き(過去ログ) ( 332 )
読書メモ ( 347 )
購書メモ ( 3 )
ゲーム・アニメ系メモ ( 7 )
管理人:レンヤ
・
筆ペン
(本家)
・
読書メーター
・
twitter
2025
02,13
18:55
[PR]
CATEGORY[]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2006
07,30
19:32
花火行きたかった……。(音ばかりが、鮮明。)
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
諸事情により昨日までさんざ言っていたコピー本の原稿はウェブ公開になりそうです。結局友人の大会応援のため早々と抜けてしまったと言いますかなんと言いますか。いえ、けしてケーキに釣られた訳では……!(汗)
そんな訳ですがUPまでは少々時間を下さい。今日改めて見たところ、書き直ししたい部分もちらほらと。お詫びのように以下リハビリ旧白です。時折不意に恋しくなる。
嗚呼。
まるで
静か
な、
*
「……綺麗ですね、お姉さま」
振り向けば、志摩子がいる。それは当たり前のことなのだけれど。彼女からこんなにも抽象的に話しかけられるのは、何だか余り無い気がして。
そう、「お姉さま」と、まるで後で付け加えたかのような言い方は矢張り。
珍しいけど、嫌いじゃないよ。
勿論、と微笑った。僅かに朱の差す彼女の顔。こっちの方が、綺麗だ。
……いや。ゆるりと首を振る。綺麗なんて陳腐な言葉は、彼女にそう簡単に伝えてはいけない。言葉なんかで、伝えてはいけない。
だから代わりに手を掴む。他の人にするよりも、遥かに、そっと。落ちてくる羽を捕まえようとするときのように。結局手からは離れてしまうことを知っていて、それでも。
うん、確かに珍しいかもしれない。けれど実は少し「らしい」んじゃないかと。自分では思っているんだけどね。
……そうですか。
何がそうなのかなんて、多分二人とも正確には分かっていない。曖昧に微妙にずれているライン。そこが安心出来て、けれどたまに切なさを引き起こす。
静寂の中、二人して手を触れ合わせて囁き続けるんだ。大丈夫。私はここにいる。だから、貴女もここにいる。半年間だけ濃い、溶けても未だ足りないような世界を造り出すことも出来ただろう。けれど。
そんなことをしたらその先、きっと生きて行けない。
段々と手のひらの温度が交じり合っていく、感覚。ほんのりとした幸せはどこか、気恥ずかしさも生じさせる。志摩子の方が体温は高かったようだ。力を緩めても離れない手の平と手の平。
シャリンと小さく金属音が揺れる。ロザリオの鎖は温もりが残っている。一瞬触ってすぐに離れていく。
「うん、綺麗だね……、志摩子」
返事が来るとは思っていなかったのか、きょとんとした表情。すぐさまかき消されていってしまうものだけれど。単純に愛しいと思いそしてそう思った自分に。今度は私から、紅くなってしまうんだ。
……うん。本当に、珍しいね。
風すら無音の中、微かに思う。
……ええ。でも、嫌いではありません。
聞こえなかった。でも。
志摩子は確かにそう答えていた。
PR
コメント[0]
TB[]
<<
御題を
|
HOME
|
原稿完成ー
>>
コメント
コメント投稿
NAME:
MAIL:
URL:
COLOR:
Black
LimeGreen
SeaGreen
Teal
FireBrick
Tomato
IndianRed
BurlyWood
SlateGray
DarkSlateBlue
LightPink
DeepPink
DarkOrange
Gold
DimGray
Silver
SUBJECT:
COMMENT:
PASS:
trackback
トラックバックURL
<<
御題を
|
HOME
|
原稿完成ー
>>
忍者ブログ
[PR]