日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2007
02,12
21:02
三連休が終わって行く。
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
携帯で江利子って変換しますと続く予測候補に真っ先にさまとかさんとか並ぶのがなんか独裁者ぽくて面白い、などと思わず思ってみたり。でも誰かの手先だったら更に怖いですよね。SRF(でいいのかな、)がそんな人だったらこっそり笑えます。好きになれると思います。そりゃあ江利子ですから、蓉子のためだったら結構なんだってする、的なことは有ると信じておりますが。(どんな理屈。)意外に令にも弱いといい。彼女が喜ぶこととか知ったらたまにさりげなくしてあげているといい。聖にっていうのは、嫌そうにしてるところに愛があると勝手に思っています。互いにひねくれてるのが好き。でも言葉だけは一番ストレートだと更に好きです。好みです。
ふたつ下と絡んでるのは他の偉大な方々の話のイメージでしか話せなくなる気がしますので省略致します。はい。
以下、黄薔薇繋がりでパラレル投下。多分06.
パラレルの必要が有るかと言われれば疑問ですが取り敢えずパラレルのつもりだったのです。いい加減正式名称を考えねば……そして聖蓉要素を……orz
しろつめぐさを編んだことがある。細い華奢な輪になってそれは由乃の頭に引っかかっていた。私がかけてあげたのだ。そのくせ由乃はいつも変に動き回るものだから、それも例に違わずずれて落ちかけて、おさげの片方にかかっていた。クローバーの青臭さ、ふわりとした春の風。まだ少し寒くて、由乃に羽織らせたカーディガンは確か薄桃色だった。過保護って言ってるじゃない。そんなことを言って、由乃は暫くの間不機嫌なままだった。私は白いパーカーだけだったから。
機嫌取りに作ったその花輪まで振り落とされてしまうのでは無いかと、実のところ私は少し不安だったのだ。かろうじて振り払いはしなかった由乃。当時のふたりの関係を意外に風刺して見せてはいないだろうか。悪戯っぽくそう言った由乃の姿はあの頃より随分大きくなっている。その時からもまた暫く、時は過ぎた。
毎日はめまぐるしくてその分小さい頃の思い出が懐かしい。ねえ由乃、とそんな話をし始めると由乃はまた怒り出すのだろうけれど。過去は変わらないから、そして私の過去は大抵由乃とふたりきりだから、優しいのだと思う。甘酸っぱい。令ちゃんの好きな小説みたいだね。憧れで買っていた空想の世界は、思いもかけず近くにあったと知ったのは最近のことだ。けれど、けらけらと笑う由乃の姿すら今は遠い。懐かしい。まとめれば、それら諸々は、幼い頃思い描いていたファーストキスの味によく似ている。
それは多分、その過去にはもう、戻れないから。
そう、思うさま休日の昼間を消費した後、私たちは帰路についたのだ。早くもしおれてきてしまう緑の輪。軽く首を傾げて、由乃は私の方を向いた。令ちゃん、と呼んでその先はいつも同じ。由乃は捨てたかったのかもしれない。でも私は家までかけていって欲しかったから、手を伸ばして整えるのだ。風に当てられて、火照った頬には事実よく似合っていた。令ちゃんがつければいいじゃない、ふてくされたように口にするから、由乃の方が似合うよ、と本心から口にする。いつも通りのやり取りだったけれど。
違う、令ちゃんの方が似合うよ。
強い調子で返されて、思わず目を丸くした私の視線の先で由乃は怒っていた。少し水分をたたえた大きな瞳。
令ちゃんも、木刀なんかよりずっと、似合うよ。
少し、悔しそうに。
その悔しさはどこに起因していたのだろうか。今思い返しても、いつ思い返してみても、明確に答えは出ない。立ち止まった由乃の紅い頬、細長い影、跳ねた毛糸の帽子のボンボン。そんな情景ばかりが鮮明で、由乃の声ばかりが頭に残っていて。編み上げたしろつめぐさを当時の私の頭に乗せてみても、由乃の隣の私は困ったように笑うだけだ。今だってそうだろう。だからきっと、今の私にも似合わない。同じように、あの頃の私に木刀が似合わないのだから、今の私のこの状態だってけして合ってるとは言えないのだろう。部屋の姿見にちらりと目をやって苦笑する。さっきまでの回想とは違って、今ここに由乃がいないことなんか、分かっていることなのに。
それでも、私は由乃を守るよ。
あの頃と、同じように。
思考のふたを閉じて。怒った由乃の顔だけちょっと、残して。遠くから微かに私を呼ぶ声に首肯だけを返して、よつばのしおりをそっと挟み込む。小さな思い出は一緒に畳まれてしまわれていく。
緩やかに歩き出す風はまだ春には少しだけ早く少しだけ優しかった。
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