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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2008
03,09
23:19
珍しく志摩子。
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
「浮気にでもいらっしゃったのですか」
そんな私らしくない軽口を、目を見開くことすらせず笑って「だとしたら?」と言ったのは、きっと冗談だったのだろう。ちょっとした意趣返し。降参しました、と諸手でもあげればもうひとつ笑顔が待っている程度の。
それを冗句で終わらせなかったのは私の罪だ。
ばさりと音がした、一人用のソファから引き倒していた。無自覚のままのしかかった私は彼女の目が見開かれる瞬間を確かに目にした。間近で。そしてすぐに細められる。私の中まで探って行く視線。
ぞくりと、した。
私は今まで腹を立てていたのだった。怒りというのは、単に後から自分を分析してみた結果の言葉だから、当時からそんなことを考えてた訳ではない。お姉さまを取られた、という気持ち。乃梨子がこの間綺麗さを誉めていたこと。口になんか出せない嫉妬。ちりりと胸が擦れる痛みで、少しずつ熱がたまっていった。蓉子さまの軽口で噴き出す、快感。嗚呼ならばお姉さまももしかしたら。
適当に縛り上げ、首筋をゆっくりとひと舐めし、微笑んでみる。愛しい妹との行為を思い出しながら、けれどあんな真っ直ぐさは微塵もなく、妖艶に。こちらを伺う瞳は揺れない。意外にまつげが長いのだと、キスをする直前にほんの少し考えた。口の中に吐かれた息はあまりにも普通で、どうしようもなく乱したくなる。分かる気がした。はまってしまう、人の心境が。
お互いに、愛はないのに。
可愛らしいですよ、と囁きをひとつ。信じられないくらいの感じやすさ、それから我慢強さ。拮抗し反発しあい、撫ぜるだけで跳ねあがる身体に噛みしめられた唇。誰の名前も呼びはしない。
乃梨子のことは不思議に一度も考えなかった。微かに漏れるようになった喘ぎに耳を傾け、満足感に微笑みながら、私は。
罪悪感も何も感じなかったのだ。
追い立てて追いつめて、高みからおりることすら許さないで。時折確認に似た視線を向けられる度に顔を歪めさせる程のきつい愛撫を与えて。あの子ならとっくに泣き出してしまっているだろう酷い抱き方をしても。
どこまでも優しい彼女は、やはり何も言わなかった。
何も言っては、くれなかった。
……まだ慣れません。(携帯)
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