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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2008
08,08
13:29
(no subject)
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
夜中にそっと抜け出して。
台所でかちゃかちゃと音が聞こえる内は、まだ安心出来た。青白いテレビの光源で陰影を刻みながら、グラスを傾け、醒めた表情を浮かべる。ブラウン管の向こうに笑いかけろなんて言わないけど、一度覗いて、ぞくりとするくらいには冷淡な姿だった。
やめて、という願いが通じたのか、月明かりを伴に選ぶようになったのがその次の段階。カラカラと網戸の開閉音、そこから先は何も分からない。見られたくないのだと分かっているから、私はベッドに張りついたまま動けない。喉が渇いたり、反対にトイレに行きたくなったりしても。お化けを怖がる小さな子みたいに、身体を丸めて、なんとかやり過ごそうとする。
最近はもうそんな虚勢も要らなくなった。がしゃりと閉まる扉は、私の感情に打ちつけた杭のよう。目の前の温もりの跡に手を伸ばすのは、寂しすぎると知っている。帰ってくる時間も覚えたから、この苦しさから逃げ出したっていいのに、変わらず固まったままの私。すうすうと首筋が、お腹が、胸が、寒くなっていく。ただじっとこらえる、私は聖を待ってなくちゃいけない。
スンと鼻を鳴らして、確かに聖が戻ってきてくれるまで。冷たい夜を纏ったまま再び布団に潜りこんできてくれるまで。
乗り越えなくてもいいから、せめて、私が少しでもその隙間を埋めることを許してくれるまで。
SSログにも突っ込んじゃいましたが一応。
健全にシリアスを書きたかった、ような。
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