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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
02,01
19:21
(no subject)
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
ほんのりダーク風味。
つまり恒例水野さん精神世界話。定期的に欲しくなるんですよねベタに痛いのが……(苦笑)。
固有名詞と三人称封印したらなんか余計に安直さが際立った、気も……。
ぶくぶくと沈んで、沈んで。
あなたに出会って、わたしは変わった。細胞のひとつひとつにまで、あなたの毒が侵入して、気がついたらあなた無しではいられなくなった。可視できる間は目が離せなくなった。いない時はあなたを思わずにはいられなかった。
あなたはそんなわたしを気にもとめていなかった。
あなたという渦に翻弄される。
わたしをもてあそぶあなたは醒めた瞳で嗤っている。わたしは異物で穢れだと、迷惑を被っているのはこちらの方だと、冷えた怒涛でわたしをなぶる。責められてなじられて、わたしはただ愚直に愚鈍に傷つき続ける。
あなたにだけしか傷つけられないのがわたしのささやかな誇りだった。
嵐はいつの間にか去り。
尖った氷山をいくつも抱え込んだまま戸惑うように風は凪いだ。わたしを血塗れにしきり、その血を溶かしわたしを沈めた。あたしはあなたの傷の一部になった。癒せない異物のままあなたを穢し続けた。
穏やかなままであなたは新たな安定を得た。渦巻かず荒れることもなく。あなたも知らない闇の中で、わたしだけを傷つけ続けながら。優しい愛を育んだ。
いつしかわたしは諦めた。せめてあなたの踏み台になれれば良いと願った。わたしが傷ついていることをあなたが知らなければ良いと思った。
わたしを暗黒に沈めたまま、突き落としたまま、あなたは笑って去っていった。いつの間にか優しく笑うようになったあなたは、ますます美しく輝くようになっていた。わたしが泥を全部かぶった。わたしがそうなることを望んだ。
もうあなたに届かない底に、わたしは今も沈んでいる。あなたがいない暗闇は、あなたの気配だけが残る。残滓にすら歓喜を得るわたしの細胞はじくじくと痛み腐り出した。口実すら作れないわたしが傷んでいった。確実に軋んでいった。
あなたの傷で腐り落ちられるならそれも良いかもしれないと、ぶくぶくと音を立て崩れていきながらわたしは笑う。あなたが染みついた細胞のままで壊れられるなら、それはわたしの望んだ結末なのかもしれない。
ぶくり、とあなたへの想いが精神を爛れさせる。
あなたの存在しない世界であなたを感じられた気がして、わたしはもう一度、微かに笑った。
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