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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
03,04
15:55
(no subject)
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
この間の乃志続きというか空白期間の穴埋めですね。今からサイトでまとめてきます(苦笑)。
悩んだ結果バカップル話は祭ということにしてしまいました(笑)。完全にまだ妄想の段階のネタもいれて全15回予定……15回!? ……阿呆かorz
でも先に合計して僕を片付けるかなあ。ラストのオチ(どっちにしようか未だに悩んでる)以外は書けてますし。
「それ、おいしい?」
「あーうん、思ったより甘いけど、おいしいよ」
「そう」
首を傾げる志摩子さんは私の真正面に座っている。いつも通りすごく綺麗、見た目だけでまるで良い匂いが漂ってきそうな美しさ。昔の人はうまいこと言ったものだなあ、と、まだ中世の美に半分足を突っ込んで余韻に浸ってる私はただぼうっと眺めていた。掬い取り口に運ぶアイスクリームだけが現実の味。大きく取ると頭がきいんとする。
「志摩子さん、食べたい?」
「あ……、ええ、そうね。
ひとくち、もらえるかしら?」
「あはは、なんか大げさだなあ。
アイスのひとくちをけちるほど、食い意地は張ってませんよーだ」
この時期に秋風を浴びながらはちょっと寒いから、と、結局駅前の喫茶店に飛び込んだ私たち。ケーキもあたたかい飲み物もあるのに、それでもなんとなくアイスクリームの種類を選ぶお互いに笑いあった。縛られるってほどじゃないけど、ささやかな約束をふたりとも大事にしてるんだって確認しあえた気がして、顔が綻んだ。
無邪気な顔は結構可愛い、志摩子さんはそのまま、……そのまま?
私のバニラアイスを味見したいってさっき言わなかったっけ? 抹茶の黄緑に刺さったままの透明のスプーン。
「……志摩子さん?」
「え、くれるのではないの?」
「そうだ……けど?」
「だったら、どうして」
……て、まさか。まさか。
この展開は、あの、少女漫画的な奴ですか?
「ええと、このスプーンで掬うのを待ってた、とか?」
「……乃梨子がくれるって言ったんじゃない」
「え、いや、そりゃ言ったけど。
そういう意味とは全く思わなかった、から」
うっかり汚い言葉遣いになりかけて慌てて止める。繕いたいわけじゃなくて、志摩子さんには似合わないものはなるべくならあんまり見せたくない。
「……普通は違うの?」
「違うっていうか……うーん、別に間違ってはいないけど」
まいっか、と私はひとくち分のバニラアイスを掬って志摩子さんの目の前へ。
控え目に開けられた口に吸い込まれてく。
うらやましいなあ、なんて場違いで場当たりなことを思う私の頭は店内の暖房のせいだ。そう思い込む。
「はい、乃梨子」
沸いた頭を宥めていると、当然のように私に差し出される抹茶アイスにちょっと目を丸くしてしまった。
「それじゃ、いただきます」
いやでもここで変に遠慮なんかする必要ないし。
下手に肉まんとかにしなくて良かった。アイスクリーム万歳。
「そんなに、おいしい?」
乃梨子は抹茶も好きなのね、って天然な志摩子さんの発言は敢えて訂正しないでおく。おいしい、の部分だけこくんと頷いて肯定。抹茶味なのに甘過ぎてどうにかなっちゃいそう。
「ありがと」
「どういたしまして」
こちらこそ、と笑う志摩子さん。わー間接キスだ、なんて乙女なことは思うだけにして、私は自分の残りを一気に食べる。
この甘さじゃ、残念ながら、頭までは冷やせなかったけれど。
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