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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
06,19
13:28
乃梨子×志摩子
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
現白なら一度は通るロザリオの滴。
正直先人たちが偉大すぎる。
「……雨、ね」
「うん、降ってるねー……」
雨樋が近い部屋だから、空から降ってくる音より流れる水の方がうるさい、午後。
志摩子さんは私のベッドにちょこんと腰かけて私の方を飽きもせずに見ながら話しかけてくる。
「乃梨子は、雨、嫌い?」
他愛もない話が、今の少し気だるげな空気にはよく似合うなんてらしくないことを思う。暖房は効かせてあるから寒くはないはずだけど、素肌に一枚はおっただけの志摩子さんは美しくて眩しい。私がさっきまで触れていたというのが馬鹿げた嘘に思えるくらい。
「うーん、濡れるのは苦手、かな。
こうやって見てるだけならそれなりに」
今なんて遣らずの雨だし、と心でこっそりと付け加える。
本当に志摩子さんが帰らなきゃならない時間まで降ってたらちょっと申し訳ないかなあ、とは一応考えつつ。
「志摩子さんは?」
目の遣り場には困るけれど見ないなんて勿体無い志摩子さんを眺める私は部屋の暖かさで頭まで随分と溶けている。ぶらぶらと椅子から伸ばした手足にほわほわの志摩子さんの感触が蘇って動きが照れ隠しのじたばたに変わる。志摩子さんはそんな私に少し首を傾げて。
「好きよ?」
鈴の音より綺麗な声でそう言った。
「だって、乃梨子が来てくれたもの」
思い出すのはあの雨の日?
目を細める志摩子さんを思いきり抱きしめたくなって、私は思わず椅子の背にぎゅーっとハグしてた。変な子、と笑う志摩子さんの笑顔が嬉しい。私にそう言って、笑いかけてくれるのが嬉しい。
「じゃあ私も、大好きってことにする」
こんな素敵な志摩子さんを、捕まえられたから。
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