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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
07,02
11:07
サファイアを割る
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
最近どうみても絞殺プレイブーム……。書きかけには春紫苑の蓉子視点とかまであるんですが……さすがにやめといた方がいいだろうか。
ちなみに今日のはバッドエンド没話です。あれはやっぱり蓉子から壊れてった方がおいしいよね!(反省の色は何処。)
「か、は……っ」
げほげほと首元を押さえ喘ぐ、目の前には黒髪の乱れた少女。私を押し戻そうとさっきまで必死でまとわりついてきた手は、私よりひとまわり小さくて。だからくっきりとついた痕にはまり痛々しさを際立たせる。
同情なんてしない。……するものか。
「馬鹿だね、蓉子は」
ほら、さっさと逃げなよ。
逃げない方が悪いのだと、破綻した理論をかざした手を、もう一度蓉子にゆっくりと近づけていく。あたたかい首筋、柔らかく脆い肌の下で脈打つ感触を、まだ神経が覚えている。
「…やめて」
拒絶するあなた。黒い衝動を狂気にまで高める、その、真摯な瞳。刃物を突き立てぐちゃぐちゃにしてやりたい。いやこの指先だけで事は足りる。
そうすれば私は、蓉子を。
「私なんかを背負わないで」
苦痛を抑え込む強い目は、ただ私のことばかりを思っていた。
……私には、それがひどく重たくて。有りもしない翼をもがれたようにすら感じて。
「……うるさい」
うるさい!
癇癪だ、みっともない、と醒めた精神が私を貶す。私はそれにすら耳を塞ぐ。
「ぐぅっ……!」
この強い人を。私は突き飛ばし馬乗りになって、この身体を、気高い意思を、プライドを。裂くだけではまだ足りないとでもいうように制服を剥ぎ取ってからも蓉子を貶め苦しめようと。
「……蓉子、受け入れてよ」
はっと目を見開く蓉子を、どこまでも強いこの人を、殺すことはできないまま、ただ。
罪を重ねる。べっとりと蓉子に擦りつける。地団駄を踏むこどもが踏みつけにして玩具を壊す。腕をもぎ叩きつける。
「蓉子、お願い」
物言わぬ残骸になるまで。そんなことはできないと知っていながら、少なくとも、意識を飛ばすまでは。
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