日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
カテゴリー
新しい記事(未整理) ( 1 )
戯言・拍手お返事・その他 ( 928 )
妄想走り書き(過去ログ) ( 332 )
読書メモ ( 347 )
購書メモ ( 3 )
ゲーム・アニメ系メモ ( 7 )
管理人:レンヤ
・
筆ペン
(本家)
・
読書メーター
・
twitter
2025
02,12
13:05
[PR]
CATEGORY[]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
2009
08,18
23:57
窓の外
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
〈見つめる〉1/5
放っとくと夏が終わってしまうことに今更ながらに気づきました。
今回はあんまりテーマを決めずに気ままにやっていきます。聖蓉です。
日々はただ、ぱたりぱたりと過ぎて行く。
「いつまで居座るつもり?」
「どうしようかな」
詰問に気のない返事。自堕落な野良猫のようだと自分で思う。媚びて、ねだって、構われて手の平を返す。けして懐かない。愛されるけど、愛はあげない。
「いい加減にしっかりしなさいよ」
「蓉子がしっかりしてるからね、大丈夫なの」
お説教は右から左へ。ちゃんと私の身体を通ってはいる、痕跡だってきっとある。うまく作用しないだけ。私の面の皮が厚すぎるだけ。
「私が駄目になったら、あなたがしっかりしてくれるの?」
「そしたら他の人のとこ行く」
蓉子の面倒なんかみられないよ。自分ひとりの世話すら満足にはできないのに。
「……もう」
束の間の沈黙は重く、けれど蓉子は束の間だけでそれを切り上げる。見事な手腕。蓉子にだけ刺さる現実の厳しさ。
「ごめんね」
最低の親友で。
だけど蓉子にだけは取り繕わないから。頼って縋って寄りかかって、ここまで甘えるのは蓉子にだけだから。
……本当は、別れた方がいいんだろうな。
外では風がびゅうびゅうと吹いていた。ガラス張りの向こうで、冷たい現実が私たちを待ち受けている。世の中って奴を知らしめようとしている。
「……もう行くわ」
蓉子だけを送り出す、蓉子に守られたままの、駄目な親友。恋人にもならない。蓉子の気持ちだけは手にいれたまま。
「ん、行ってらっしゃい」
……さよならをするには、私はちょっと、弱くなりすぎたよ。
PR
コメント[0]
TB[]
<<
ひかり
|
HOME
|
サークルKじゃなくてセブンイレブンだった
>>
コメント
コメント投稿
NAME:
MAIL:
URL:
COLOR:
Black
LimeGreen
SeaGreen
Teal
FireBrick
Tomato
IndianRed
BurlyWood
SlateGray
DarkSlateBlue
LightPink
DeepPink
DarkOrange
Gold
DimGray
Silver
SUBJECT:
COMMENT:
PASS:
trackback
トラックバックURL
<<
ひかり
|
HOME
|
サークルKじゃなくてセブンイレブンだった
>>
忍者ブログ
[PR]