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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
09,03
22:41
日射病
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
某御題のリベンジ、に失敗orz
この比喩はないわーと思いながらダストシュート。順調に夏バテてます。主に冷房のせいで。
眩しい、なんて、彼女は双眸を目蓋に隠す。嘘つきな恒星。自分が月だと信じている青白い頬はアシンメトリー。笑うのに失敗した聖の前で、怒るのに失敗した私の影が、ゆらゆらと熱される。木陰は遠い。真夏の昼の夢。
じわじわとざわめく蝉の音もさざめく血潮も頭蓋にかじりつく警鐘も、等しい距離と重さで私を穿った。柔らかい地表が、粘着した日差しが、湯掻いては掻き混ぜてうつつを無くす。聖までの空白が、埋められないのは、ふたりをごく小さな影法師に纏めて張り付ける、太陽のせい。
あつい、と呟く聖の喉はひりついていた。もうしばらく水分を口に含んでいない掠れ声は、私を粟立たせるに充分の濃度で迫る。閉ざしたら負け、逸らしたら最後。向けたままの瞳の奥はからからに乾いている。
無益なことを、と愚問に愚答する回路は白く焼ききれた。不対称な繋がりを、双方が抱えた過ちを、詰問されないから反省もしないままで、私たちは。
苦しめられることを望んでいた。水打ちの残滓が蒸発していく足元はもう随分前から揺らいでいた。幸せを欲しがる煌めきは、自然の光の下で萎れている。
天に遠い粒になぞらえずとも、矮小な意識は、身の程に合った幸せしか与えられはしない。巡る軌道の不確定さに定まった直径の端を合わせて、私は聖に。緩く笑って、酸っぱささえ携えた苦味を飲み下す。
私の聖は、勘違いしたまま、私の周りをいつまでも回っている。
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