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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
10,11
23:49
聖蓉←江
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
……どろどろが書きたかったものの途中で配役を間違えたことに気づく。江利子に嫉妬させてもそういう方向には中々いかないんだよ……! 蓉→聖志の方がよかったかな。むしろ志→聖蓉か。「私には甘えさせてもくれないんですね」とかか。でも口に出さなそうだよな旧白だし……。
折り合いがついたら一本にしよう(苦笑)。
「あんたなんか、
あんたなんか、言い訳を用意しなきゃ甘えることもできないくせに」
嫌味ったらしく粘りついた女の嫉妬は、その実ひどく子供っぽく部屋に響いた。蓉子を取り合うお子様ふたりが、人形になった彼女の腕をもいでしまう想像をしてしまったのは、きょとんとした聖が視覚に割り込んだからかもしれない。馬鹿馬鹿しい。駄々を捏ねて手に入るものなんて、ガラクタかお下がりばかりなのだ。
「……違うよ」
聖は静かに断定した。私の前で泣きわめいたり暴れたりはまさか有り得ないが、嫌悪か自虐か、少なくとも感情を顕にはするだろうと思っていた私は衝撃を受ける。つくりものの陶器に似た指が、肌の赤い部分に押しつけられ両者をたわませる。突きだしたその唇はかさかさで、とてもじゃないが愛らしくなんてなかった。
「だって言い訳がなきゃ、蓉子が、甘えられない」
強い人だから。
苦笑の先には、どころではない。髪も腕も精神も、感情のはじまりから爪の先端まで彼女は水野蓉子に浸かっていた。どろどろのぐちゃぐちゃに癒着していた。
それで良いんだと信じ込んでる少女は勝利宣言をあげないまま狭苦しい世界に蹲っていた。あぁきっとその狭隘な吹き溜まりこそが私が望んだ末路なのだ。壊れた玩具。大切にしながら、遊ぶ光景を踏みにじることに何の意味があるだろうか。
取り上げる良識者にはなれず、背を向ける負け犬として引き下がれるほど傷は浅くなく。傍観者に徹するのが最善だったのだと確信してなお私は彼女を傷つける呪詛を吐き出す。聖だけを痛めつけることばを選び突きつける。
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