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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
12,07
22:44
三人称で
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
甘ったるい話を書いてみたかっただけのSS。サルベージした会話文につけ足してみました。
いちゃつきは平和の証。蓉聖蓉で肌色でぐだぐだですがよろしければ。
「負けました」
「……何の話よ」
肌一色の聖より恥ずかしそうな様子で、聖の上で身を横たえている蓉子は、かすかな吐息に言葉を乗せた。
勝敗に例えたら怒られるかと、思っていた聖は拗ねた風情に目を瞬かせた。幸い目を合わせようとしない蓉子がそれに気づくことはなく、追及を二度に渡って免れた聖はこの状況を楽しむ方向に、平たく言えば攻勢にシフトする。
「んー?
だって気持ちかったとか、素直に言ったらよっこ照れるでしょ?」
「っ」
聖の目論み通り綺麗に赤くなった蓉子を、聖は満足げに見つめる。すぐにそれだけでは足りなくなって、闇に溶けた髪ごと輪郭を掬い上げる。甘い本音を携えて。むしろ駄々漏らしにしながら、目を細める。
「かわいいなぁ」
「もう……っ」
「今度は私が、とか言ったら怒る?」
「え、」
「今はことばより行動な気分なんだ」
じわじわと身体の細胞がもとあるかたちに落ち着く一方で、肘をついた蓉子に乗りかかられてますます高揚を強めた聖の感情は、余韻どうしが擦れ合ううちに蓉子に熱をもたらす道を選んだ。蓉子にとっては不意打ちの爪先は、痒いところをかかれる前に探される、かのように皮膚の瀬戸際を滑っていく。
「……ひゃ、」
「びんかん」
「るさぃ…っ」
今更肘を立て直し突っ張ろうとしたところでもう間に合わない。滑らかさが気持ち良くて、うっかり絡めてしまっていた太ももと膝頭、足の甲までもが緊張する。もがく蓉子を、正確に空中で捕らえる聖の腕。
「……おっと」
「ばか!
いきなりそんな体勢、危ないでしょうが!!」
不本意にも弓なりになったお互い、身体の柔らかさで勝る聖が一歩早く立ち直る。落ちてもどうせ布団に縺れ込むだけ、それなのになんでこんなに必死なのか。聖は蓉子が照れ屋だからだと思っているし、蓉子は聖の単なるわがままだと信じて疑わない。
「よーこが抵抗しなきゃ大丈夫なんだけ」
「……そんなことより!
身体痛くない!?」
微妙なすれ違いを訂正する機会など勿論顧みない、ふたりは座りこんだままで会話を交わす。ぺたりぺたりと蓉子の手が聖に触れる。
「え、なにが?」
立て続けに降って沸いた幸運を今度こそ持て余した聖は思わずその手を止めてしまう。
両手を塞がれた蓉子に残る手段の中で、選べるのはやっぱり言葉しかないのだ。実際はそれよりよほど雄弁に感情を伝えている表情に顔の色は、彼女自身には認識できない。
「だって床で、…その、」
直接的な言葉で言わせないで、と潤む蓉子の瞳に映ったのは今度こそぱちぱちと瞬きをしている聖。何か見当違いのことを言ったかと蓉子が不安になる前に、聖はゆるく笑ってみせた。
「…あ、そっち?
平気。蓉子、優しかったから」
「……なら、良いけれど」
蓉子らしからぬもごもごとした語尾がとがらせた唇に、聖が指を寄せる。あ、と呟く間に顎が持ち上げられ、人差し指でのひと撫での感触が去る暇もなく湿った舌が蓉子に押し入っていた。
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