日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
12,22
22:05
珍しく
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
資料を集めてみたけど結局ちっともわからなくって肝心な部分がろくに書けなかった香水話。モチーフとしては好きです。未知の物体ですがw
本当に久しぶりに抱きしめた蓉子から漂う、懐かしい香り。よく知っているから、嗅ぎ慣れているからこそ微かな不快感を覚えた、愛情にカテゴライズされているはずの私の独占欲。
「もうそろそろラストノート?」
「ええ、そうね……っ」
「私がいないのに、つけるんだ、それ」
元々は江利子からのプレゼントと言う名の嫌がらせ、紆余曲折あって私と蓉子の絆のひとつになった、甘めの香水。元凶に過程を話したら大変げんなりした顔を見せてくれた。まあ意趣返しって奴だ。
「……会えなくたって聖のためだもの」
「何、それ」
不機嫌を隠せない私、カッコ悪いから蓉子の首筋の上で顔を伏せる。立ち上る柑橘の甘い匂い、もうすっかり落ち着いて代わりに私を粟立たせる。
別に、蓉子がこれをつけてるのはもう良いんだけど。私のためのものの筈でしょう。
「聖の代わりなんかじゃないけど!
聖のことを考えてたら手に取ってたんだもの、仕方ないじゃない」
……何この可愛い生き物。
赤くなって弁解する蓉子の、可視できないはずの表情が鮮明に浮かぶ。染めた耳元が匂いの根源だから、ぺろりと舐めあげると可愛らしい悲鳴が返った。
「……ふーん」
昼間から本格的に盛るつもりもないけれど。腕に閉じ込めたこの幸せを逃すのは少しばかり惜しいから。
言葉にも呼気にもいちいち反応する蓉子の色々な限界は多分もうすぐ、だし。
「せ、……っう!」
……あ、やっちゃった。
「何するのよ!」
「……え、蓉子のことを考えたらつい……とか?」
「この馬鹿!」
ほんの鼻の先にくっきりついた歯形、こちらを向こうとする蓉子を全力で押し留める。せっかくの熱い抱擁なのに色気も惚気も全部吹っ飛んだ。いや私のせいだけどさ。確かに私のせいですけどね? その拳は正直怖いです。
「……んーと、スカーフとか、さ、」
「言いたいことはそれだけ?」
「……お手柔らかにお願いします」
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