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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2010
01,07
00:03
ナンバーいくつだっけ……
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
久々に戦争パラレル枠。割と原作準拠だよ! と言い張る残念な連作です。ひたすら青臭くを目標にしたらとんでもないことになってきました(笑)。
ひゅうひゅうと息を吐く。
げほりと吐き出して、はあはあと継いで、震える足がへたりこもうとするのを必死で押さえつける。全身がばらばらになりそうだった。熱いというのも生ぬるい温度で血液が循環していた。
追っ手は撒いた。むしろ振り切った。とうとうがくんと膝をつく。セミプロ相手に真っ向勝負なんて挑むものじゃない。彼らが本当のプロフェッショナルだったら今頃私は一寸刻みでばらされている。いやまあこの首に価値がないわけじゃないからもう少し「人道的」に見せしめにされるだろうか。どっちにしろ地獄行きを宣告された身だ。地上に残った肉体がたとえ八つ裂きにされようとその頃の私の境遇よりは遥かにマシだろう。何しろ神に仕える御方直々のお言葉なのだから。
知らず、心中で十字を切っていた。これは天上に向けてではない。形式ばかりに堕ちた宗教の神なんかこちらから願い下げだ。
「栞……」
愛しい名前を呟くと乾いた口の中に生唾が溜まった。妙に即物的な私の欲求に、見放されるのも当然だと毒づきながら、ようやくまともな機能を取り戻した耳をそばだてる。
これが逃亡ならば私は最後には捕まるだろう。味方ならば叱られ、敵ならば良くて人質の身。贖罪の苦痛を想像するのは心地良いが実体験するのは御免だ。つまりは形而上限りの自滅願望を持つ、いかれた犯罪者。自分自身でだって生きる価値には懐疑的なのに、進んで自死する気概は無いと来ている。本当に救いようがない。最も救って貰う気も無論、無い。
気持ち悪いほど活発に脈動する動脈の血潮に混ざり、叫び声が聞こえた。味方なぞとぬるい関係に甘んじた覚えはないが叱る側に立ち続ける馬鹿の耳慣れた怒声に、私は返す言葉を持たない。
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