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いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2006
06,23
22:09
拍手没案/令
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
素敵ね、と貴女が言ったから。
私は二度と髪は長くしないと決めていた。
とは言っても、前から長くしていた訳では無い。似合わないからとか、理由をこじつけることは幾らでも出来たけれど本当のことはと聞かれると私にも良く分からなかった。ただの、惰性。或いは、思い込み。自己暗示はその内に意識しなくともされていく。ずっと、ずっと。多分、示唆されてきた。
貴女に褒められてからはそれが名実共に理由になった。照れくさくて、嬉しかった。単純かもしれない、いや、事実単純なのだろうけれど、お姉さまに褒められたことは嬉しくて。微笑んでいた顔をそっと思い浮かべると、その隣で由乃が膨れていて私は思わず吹き出した。
「……何?」
鋭いすいか。祥子は不機嫌そうにこちらを見ている。机の向こう側に手を振ると眉間に皺がよる。こういうところ、蓉子さまに似てきたね、て言ったら怒るんだろうなあ。照れ隠しに。
また浮かんだ笑みを隠すように報告書に目を落とす。僅かに目にかかる髪は相変わらず短い。くしゃりと掴むと毛先がちくちくと当たる。令、余り調子に乗らないの。いさめられたみたい、とまた馬鹿なことを考えた。
数分前の会話を思い出す。
‘どうして髪を伸ばさないの?’
姉妹になるとき手放しで褒められたから、なんて誰にも言わない。
‘向いてる、からかな’
そして私は、素知らぬ顔で嘘を呟く。
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