日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2025
10,13
06:35
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2010
02,08
01:35
山百合会は今日も平和です。3
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
長さに自分で呆れながら転載。この間のは事実読まないまま投稿してしまったので注釈入れ損ねましたが、新山百合会世代ですねこれ。ついでに色別なCPです。全年齢向聖蓉以外は気をつけないとなあ。
(山百合会は今日も平和です3/第2話)
祥祐と由令で同級生どうし互いにからかいあってるのが好きなんです。
……おかしいな、本当は白薔薇がメインになるはずだったんだけどな。
まあふたりとも楽しんでおいで
週明けにあんまり幸せオーラまきちらさないでよー?
……あなたたちね
……幸せオーラって、由乃さん
どこか行くの?
予定はありませんけど……お姉さまは何かありました?
いいえ?
祐巳が行きたいところがあるならつき合うけど?
私も特には……
祥子だけがいればいいって?
一日中家にいるなんて不健康じゃない?
……さっきから、黄薔薇のふたりは何がしたいのかしら
別に?
私は祐巳さんたちのお泊まり会とやらに興味があるだけですけど?
……どうして?
普通の姉妹って、どんなデートするのかなーって。
由乃、祥子たちが普通に見える?
令ちゃん、茶々入れない
……私はお姉さまといられればそれだけで
あら、私もよ
お姉さまのベッドでごろごろするの幸せなんです。
ふかふかで、大きくて、気持ち良いですから
……贅沢ねえ
えへへ
あら私は祐巳のベッドも好きよ?
……そうですか?
だってくっついて眠れるでしょう?
…お、お姉さま!
なあに?
え、あっと、その……
どうせ祥子さまのベッドでだってくっついてるくせにー
いやそれはそうなんだけど、って何言わせるの由乃さん!
私だったら広かったら大の字とかで寝ちゃうけどな
……令さまは?
端っこに蹴飛ばしとく
由乃ぉ……
なによ、一緒なんだからいいじゃない
……そーかなあ
私と一緒なのが嫌だって言うの!?
そんなわけないじゃない
じゃあ、良いじゃない
……あんなに良いベッドなのに、端っこだけかあ。
……令ちゃん?
うーんまあ由乃と一緒ならいっか
ちょっと
え?
なんで祥子さまのベッドの感触を令ちゃんが知ってるのよ
え、それは祥子の家遊びに行ったことがあるからだけど
なんで友達の家に行ってベッドを使うのよ!
だって特等席だし
はあ!?
膝抱えて聞いてると気持ち良いんだよねー
気持ち良いって……!
……あれ、「聞いてる」?
祐巳ちゃんを妹にしてから、祥子、音が優しくなったし
あら、ありがとう
祐巳ちゃんも聞かしてもらってる?
あ、はい。
……あんまり、曲目は、分からないんですけど
あはは大丈夫私もだから
……令ちゃん!
ん?
ピアノのことなら最初からそう言いなさいよ!!
え? 由乃、何の話?
ばか!
……えーっ?
あ、お姉さま、今度はショパンが良いです
もちろん良いけれど、曲の指定はないの?
えーと……、
……優しいけど眠くならないの、ありますか?
それはあなたの意思の問題じゃないの
……はい
おいしいわ、乃梨子
ありがと、志摩子さん
今度乃梨子が家にきたときは、私がいれてあげるわね
うん!
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2010
02,06
00:56
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
『すべての愛がゆるされる島』も『ガーデン・ロスト』も、読む時間くらいはひねり出せるのですが余韻にひたったり読み返したりができないので春までお預け、という口惜しさ。メディアワークス文庫はあと『蒼空時雨』がちょっと気になってます。時雨沢恵一や有川浩は、焦らなくても良いかなーとかえって静観してしまっている(笑)。
『デルフィニア戦記外伝 大鷲の誓い』茅田砂胡(新書/小説/ファンタジー)
長編を読む楽しみの半分は後日談にある気がしている。
若かりし頃の彼らも大変素敵でしたがラストの幸福な描写がもうね。こっちが幸せです。
『タイタニア 1~3』田中芳樹(文庫/スペースオペラ)
彼と王女のやりとりが見たいがために読んでいるような気がしてきました(笑)。熱血レジスタンスものとしてはどっちもすれきっちゃってるよなー。一気に読んじゃうくらいには相変わらず面白いんですけどね。暗躍女性陣がまた良い感じに黒いですし踊らされているあの方なども含めまして。
『“文学少女”見習いの、傷心。』野村美月(ラノベ/青春/古典パロ)
珍しくもミステリ部分の予想がついた巻でした。語り部のレベルに合わせてるんじゃという話もどこかで聞きましたが(苦笑)。なんとなく百合っぽい方々……とか言っておく合唱部。まあまさかの流人×麻貴アフターとかの方を楽しんでたんですけどね! 勿論。千愛ちゃんはともかく美羽や彼の再登場はちょっと吃驚しました。
『アクセル・ワールド 1 ―黒雪姫の帰還―』川原礫(ラノベ/バトル/バーチャルRPG)
読み始められれば一気でした。スクールカーストはともかく、擬似バトルも熱血展開も好きだなあ。
『魔術士オーフェンはぐれ旅 我が呼び声に応えよ獣』秋田禎信(ラノベ/バトル/ファンタジー)
奇縁により何故か2巻を貰ったので1巻を買ってきました。平成1桁はラノベ古典の域に入るのだろうか。
取り敢えずは正統に剣と魔法のファンタジー。本編だけで20巻か……うーん。
『舞姫恋風伝 ~花街の迷走~』深山くのえ(ラノベ/中華ファンタジー)
安定した王道展開、自重しない糖度、相変わらずの敵の小物ぶり(笑)。借り物だったのですが気に入ったのでそのうち揃えます。最新作に当たる平安ファンタジーの方はその昔1巻の途中で挫折したのですが、再チャレンジしてみようか……。
『ロッキン★ヘブン 1』酒井まゆ(少女漫画)
王道逆ハー学園サバイバル。不良ボーイズたちが集団扱いな時点で楽しみ方を間違えている気もしますが健気な主人公を愛でていれば幸せです。ホスト部やフルバ的視点だよなー。
『ひとひら 5』桐原いづみ(青年漫画/演劇部)
本格的に新学期。先代が卒業した後のマリみてのようなさびしさがあります(苦笑)。
男女ラブコメは良い感じに初々しく進行してきました。可愛いなあ。
『はぴぷり』高河ゆん(青年漫画/育児)
むしろ育児漫画。実録エッセイではないですが経験談も混じってる匂いがとてもします。そして母娘とも凄く可愛い。親ばか子ばかって素敵。
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2010
02,04
23:52
山百合会は今日も平和です。3
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
データサルベージ中に発見された会話文練習の痕跡。保存日2009年3月って……怖くて見返せないのですがせっかくなので置き逃げ。何かいっぱい出てきたので今月はこれで乗り切るかもしれません(苦笑)。
(山百合会は今日も平和です3/第1話)
聖蓉子以外の口調が書きたかったんだろと言われたら否定はできない。
白薔薇が空気になる理由がなんとなくわかった気がする……すぐにふたりだけの世界に……。
祐巳さんたち、明日、お泊まりなんですって?
うん!
久しぶりだからさ、嬉しくって
うっかり紅茶をこぼしてしまった、と
……ひどいよ、由乃さん
事実じゃない
だ、だって!
呆れられてお泊まりがなくなったらどうしよう?
やめてよ!
祐巳
……はいっ!?
……もう本当、少し落ちついてちょうだい
は、はい
見てるこっちが恥ずかしいわ
……はい
ふたりの時じゃなきゃ素直になれないから後にしてちょうだいってさ
令!
んー?
あ、乃梨子ちゃん紅茶もう一杯もらえる?
はい。
他に要る方はいらっしゃいます?
あー要らないけどこれ流しにつけといてくれる?
それくらい自分でやりなよ、由乃
ああ良いですよ、ついでですから
ありがと、乃梨子ちゃん。
……あれくらい良いじゃない、令ちゃんのばか
なによ
自分以外に甘えるのが気に入らなかったのでしょう?
祥子!
なにかしら?
お姉さまはお飲みになりますか?
そうね、頂こうかしら
わかりました
ふふ
……なんですか?
敬語の乃梨子も、可愛いわね
……もー。すぐそういうこと言うんだから……っと
誰も聞いていないから、大丈夫よ
……うん。
本当、可愛い
……志摩子さん
乃梨子?
……あ
えへへ。
じゃ紅茶淹れてくるね
ええ
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2010
01,31
20:23
眼鏡を買いついでに
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
市内の新成人無料サービスが月末までだったので滑り込みで美術館に行ってきました。良い息抜きになった。漆塗りをちょっと舐めてたよこの植物の描き方すげーとかオーソドックスな田園風景の油絵好きだなあとか、絵が描ける人はやっぱり違う視点で見るんだろうなーとか。面白かったです。初めて生のハープを見て(装飾が工芸美術だった)、自分の身長より大きいなあこれ端まで手が届くのかな私とかやってたら係員にガン見されてました。触れてはいませんよ! 本当だよ!
あとなんか入場券を見せるとひける恋みくじとやらに「この世につまらん仕事なし。」と言われました。恋や愛は何処行った。……勉強します。でも彼は長年の友達ではあるけれど恋人じゃないと思うんだけどな。
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2010
01,28
22:31
江志消えたorz
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
いやその書きかけを更なる書きかけにしてたんですけどね……操作ミスでさくっとね……。
「現白前」の志摩子の煮詰まった葛藤にかけてた集中がそれはもう勢い良く切れたので今日はもうやめます。乃志ってくっついて暫くしてから悩みだすか、あるいは両思いへの段階で思春期になるかのどちらかなイメージが強いですが、うちの志摩子はあくまで旧山百合会世代中に悩む仕様のようです(笑)。乃志は姉妹成立とほぼ同時期にカップルとしても成立するか否かでわかれるんだろうな。聖蓉は……まあ、ねえ……。高等部か大学以後かのパターンはあるか。リリアン在学中のいちゃいちゃも捨てがたいけど書くならやっぱり大学後になっちゃうんだよなー……同棲ネタがおいしすぎるせいだろうか。学生のうちはいくら聖が入り浸っていようと完全な同棲にはしませんけどね。段階を踏むからおいしいんじゃないか。
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2010
01,27
22:57
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
実写ドラマ化はともかく、ピスメの連載再開が嬉しすぎる。
そんな店頭POPにはしゃぎながら『ガーデン・ロスト』買ってきました。予想外に装丁もツボで、実は杉井光の赤さも随分好きなので幸せです。あの文庫販促キャラはひどいですが(苦笑)。
『ぼくのプリンときみのチョコ』後藤みわこ(単行本/児童書/BL要素有)
BL矢印が大層鮮明でして良いのか児童書と思いましたがもしかしなくてもNO.6と同レーベルでした。なら仕方ない。
これだけ性的な話(第二次性徴的意味で)が飛び交ってるのに確かに児童書な仕立て方はある意味凄いな(笑)。男女入れ替わり要素も入ってます。
『片翼の瞳 1』ナナセ(文庫/ケータイ小説/兄妹愛)
コメディな『S彼氏上々』は数頁で脱落したので気を取り直してシリアス純愛で再挑戦。近親ネタなら頑張れるはず!
後半の急展開にだいぶ吃驚しましたが糖分補給と割り切れば良し。ベタながらシンデレラのくだりは好きです。さあここからどう落とされるのかな彼女たち。
『低温火傷Ⅱ わたしだけ好きなふりをして』狗飼恭子(文庫/恋愛小説)
先日のⅠは再読だったのでここからが本番。
痛々しいくらいに成長できてない少女の語り口と思考回路が青くて青くて幸せです(笑)。立場的にも年齢的にも不倫で間違ってないのにまるで援交のような雰囲気。
『さよならピアノソナタ 2』杉井光(ラノベ/青春/バンド)
先輩参戦とは思わなかったwすっかり百合要員だと思ってました。この巻でも多分に百合百合でしたけど。意外に尽くすタイプぽくてはまりそうです。しかしさわやか部活ライフなのに泥沼過ぎる恋愛軸……。
『灼眼のシャナ Ⅴ』高橋弥七郎(ラノベ/ラブコメ/番外編)
飛ばして放置していた過去編。
箱庭育成計画、な話は好物です。
『オルキヌス 稲朽深弦の調停生活』鳥羽徹(ラノベ/コメディ)
出だしから日常から調停までひたすらに漫才合戦。ボーイッシュな主人公に電波なライバル少女、気ままに姉御肌な上司、と女の子ばっかりなのに雰囲気でさえ全く百合にならないとかどうなんだ(笑)。……知らぬ間に諸々に毒されてるのかな。続刊には百合要素あるかなー。
『みずたまぱにっく。』ハセガワケイスケ(ラノベ/ラブコメ)
女子校に女装男子潜入物。とはいえヒロイン?方が女装バージョンという逆ハーレム。どんな層狙いだwとかいいながらしっかり釣られてるわけですけれど。
『舞姫恋風伝 ~廃城の反乱~』深山くのえ(ラノベ/中華ファンタジー)
べたべたいちゃいちゃバカップルとして本当に良い読み物。どの組み合わせも可愛くて美味しい。素敵な糖分補給です。王道を満喫できるって良いですね。
というか前巻あれだけ小物だった昇貴がこんなに可愛い奴になっているとは……w蓮珠が愛しいです。ええいつも通りですね。
『[zion] 3』榧世シキ(青年漫画/近未来ファンタジー/完結)
どろどろ姻戚関係、是非本編でもっと見たかったなあ……。
まあそれなりに始末はつけての旅立ちエンド。次の作品『ねじまきの庭』も読むつもりです。
『東京赤ずきん 4』玉置勉強(青年漫画/エログロ/完結)
2~3巻ではグロ全開でしたが最後でエロ>グロに戻ったような。ウェディングドレスのくだりとか好きです。噛ませ犬な褐色天使も割と好きでした。
『失楽園 1』尚村透(青年漫画/学園/百合)
実はウテナを観たことも読んだこともない私は勝ち組。まともに観たアニメなんざジブリを除けば片手で足ります。ドラえもんもセーラームーンも有害アニメ指定されていた幼少期。
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2010
01,26
03:38
全く偶然
CATEGORY[読書メモ]
手に取った『窓の灯』(青山七恵)が一本丸々年上のお姉さんに憧れる女の子の話でした。これがデビュー作かつ次作で芥川賞だそうですが他にも百合話あるのかな。まあ倒錯した斜めな視点が非常に生々しくて好みなので、違った要素による色づけでも楽しめそうではあります。百合的な感想はまたいつもの読書メモで。あと狗飼恭子の『低温火傷』最終巻に2ページ半くらい百合エピソードがあって物凄く吃驚しました。一過性の~オチなので恐らく私にとってだけのごほうびですけどね! それは脇に置いておいて、明らかになった全貌と収束の歪みっぷりがこれまた私好み過ぎたのでそのうちひとりではしゃぎたいと思います。……春になったら。もちろんそれまでに忘れてそうなので、なメモですこれ。
他にもこちらは元々百合目的で入手した百合漫画なんかもいくらか読んだのですが、しかし私の読書メモはまだ年を越えられていないというね……10選のコメントが終わらないとかさ。
更には久々にBL隔離枠も作れそうなくらい読書メモそのものがたまってるわけですが、ジャンルが無法地帯過ぎてどうすれば良いやら。こんなオタク日記に学術書の感想なんか誰が求めてるっていうんだ……求めてる人が辿り着いたらそれはそれで申し訳ないですしねえ。とかいう話は、3年前から繰り返し自問し続けてますが未だに自己完結(開き直り)ができません。つくづく面倒な性格です。
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2010
01,25
01:01
恒例うだうだ精神話
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
……あれ、もしかして今年初聖蓉SS?
純文レベルの不健全さと純文にはとても及ばないクオリティうっかり三人称仕立てでお送りします。今年もマイペースにやっていきます。
もがく蝶の鱗粉を、愛しげに舐めた挙げ句にその毒に冒されたのは、誰だったか。
いたるところで靄が渦を巻く蓉子がそう考えたのには、さしたる意味も必然性も有りはしなかった。意識をこちら側に繋ぎ止めておくための思考。フェルマーの二項定理でもどうにも煮詰めきれない英語のレポートでも、それこそ今日と明日の夕飯のことでも何でも良かったのだ。この靄に澱む重みから気を逸らしてくれるものならば。書名も作者名も記憶にない、おそらくは無名にかぎりなく近い作品のそんな一節を選んだのには、それこそ何らかの意味でも存在しているのか。紛らわす命題をそう摩り替えても構わない、曖昧な論理の網の破れから隙間風がふきこむ。
ぼやけた木目は潤んだ瞳の証左で、蓉子が背けるように首を捩りうなじをさらした帰結でもある。捕食者から? ……聖のまなざしから。彼女の舌と指による行為は蓉子の身体と精神のどちらにも影響を及ぼす。強烈ではあるが、しかしどうしようもなく中途半端に。視線だけが最後まで蓉子を貫いて、諦めと満足の吐息を吐き出させることができる。両者は本質的には同じものだ。閉塞の果てに辿り着いた者だけが終わりを自らに与えられる。壁越しのノック。崩れた羽根ではとべない。
上気して震え、時に痙攣さえ起こす身体は、もがく対象を蓉子の想像の外に置いている。浮かんだ一節の前後を思い出せぬまま、記憶を浚おうともしないまま、声を漏らさぬよう食い縛るのは、否定語による懇願に似て。目を合わさないよう凝らしているのに聖の瞬きの様まで捉える感覚は、当たり前のように形而の上でほつれる議論より目の前の快楽を選んだ。
心の深奥まで穿たれた穴をうすくなぞり、目を閉じる。これ以上はくれなくていいと果てに辿り着きたくない臆病者が叫ぶのを頭蓋に近い脳の神経で聞いた。聖は無心に求めている。熱を帯びた息が時折よりは頻繁に短い髪を揺らす。
結局は蝶は地におちる。そこが果てでないと、誰が言えるだろうか。
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2010
01,24
01:10
すみません
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
昨日の日記、あとで読み返してみて自分で気持ち悪くなったので「この下に微妙に流血な話が有りますよ」と今更注意書きしておく。まあ日記上部の紹介でエログロとかネタバレとかいきなり出てきます宣言はしてあるんですけどね。
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2010
01,22
23:49
大変というか
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
センター試験からこっち、黒歴史よりヤバいものが大量に……な部屋の大掃除を皮切りに主に頑張るのは胃壁だった自己採点やら謎の食中毒未満全治2日やら、幸い家族の不幸にはならなかったものの間違いなく家族の騒動な深夜に救急車便やらでむしろ直前の追い込みより忙しない日々を送ってました。本当に柄でもない。家族騒動はまあ私は留守番役というか弟妹の弁当と朝食を代わりに作って魚のフライを盛大に黒化させたりしてただけなんですけどね。血痕通り越した赤い水溜まりは弟に始末してもらいました。ちくしょ夢に出たら恨んでやる。
まあ多分ようやくこれでひと休み。です。今更年賀状も出せないから土日でメールだけでもなんとかしよう……。試験自体は可もなく不可もなくというかあと一ヶ月頑張れよと発破をかけられた気分になる点数でした。メールついでに誰か友人に具体的に愚痴ってこよう(笑)。
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2010
01,22
19:16
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
溜め込んだレシートに着手したら(事務的作業大好きなのでむしろごほうび)、ひとつき前に買った文庫のタイトルが思い出せない、という……。あと5冊……どこのどいつだ……。
『黒竜潭異聞』田中芳樹(文庫/時代小説/短編集)
ちまちま読んでた短編集。中国の歴史もの縛りだそうで。
『源氏に愛された女たち』渡辺淳一(文庫/評論)
論文寄りのエッセイオムニバス。通読すると源氏物語の全貌がぼんやり見える気もする、ような。言い切るにはちょっと筆者の主張が強すぎるかな(笑)。女性読者の評価が地に堕ちてそうな気がしますw
『失楽園の向こう側』橋本治(文庫/エッセイ)
性欲話と三島由紀夫論が面白かったです。
『雪の花』秋吉理香子(文庫/小説/短編集)
「女神の微笑」「雪の花」が好きでした。ラストに一筋だけ落ちる青い鳥仕様なまっすぐな希望が素敵。
残りふたつは読後感がうげぇだのぞわあだのだったため割愛。嫌いじゃないけどそんな気分じゃなかった。
『NO.6 #2』あさのあつこ(文庫/近未来/BL要素有)
やっぱり欲しk(ry、な文庫版2巻。
絶望と現実と希望。このあおくささがたまらなく好きです。
『リバーズ・エンド』橋本紡(ラノベ)
淡々と日常が積み重なって絶望バッドエンド。親友組……。
『SHI‐NO ―シノ―黒き魂の少女』上月雨音(ラノベ/ミステリ)
×(クロス)少年の挿絵にうっかり惚れかけたなんて言えない。
『サン・フロリアヌスの騎士 ~白い花舞う村~』中井由希恵(ラノベ/ファンタジー/中世イタリア)
ああ確かに十字軍以前のイタリアだ。
さくらんぼ騎士団も素敵じゃない(笑)。
『シャリアンの魔炎』ゆうきりん(ラノベ/ファンタジー)
耽美に中世ファンタジー。最も魔法分騎士分拉致分(笑)多めかつシンデレラやロミジュリもかくやといった家庭事情のため、豪奢な貴族世界がちっとも美しく見えません。
『オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う』栗原ちひろ(ラノベ/ファンタジー)
『レプリカ・ガーデン』とは巡り会えず。
最初から最後まできな臭さが継続というか序章でした。主役も端役も皆、含むところが有りすぎるよ。
『灼眼のシャナ ⅩⅡ』高橋弥七郎(ラノベ/ラブコメ)
学園祭後編。
すっかり気を抜いていたのもあって終盤の展開に唖然。あああフィレスそっちに行ってしまうのか……。
『狂乱家族日記 参さつめ』日日日(ラノベ/コメディ)
死神さん女性だったのか。
ラブもあるはずなのに何故かコメディと銘打ちたくなるストーリー仕立て。
『うさぎの映画館』殿先菜生(ラノベ/日常/骨董品店)
普通にまったりできましたが、一般文芸かせめて少女向けレーベルで出さなきゃ色々厳しいような……。
『マリア様がみてる 私の巣』今野緒雪(ラノベ/百合)
良くも悪くもいつものマリみてワールド。
続編で姉妹になれば良いのに、と思いましたがもう誰かが二次創作でやってそうですね。姉妹としては別の相手を、な展開で~も面白いかな。昼ドラ的な意味で。
『舞姫恋風伝』深山くのえ(ラノベ/中華ファンタジー)
最初から最後まで両思いで一途でいちゃいちゃで……素晴らしい少女小説だ(笑)。良い糖分補給になりました。お約束よりはど真ん中王道と言いたくなるストーリー。
『LOVE SO LIFE 3』こうち楓(少女漫画)
しはるたんかわいいよしはるたん。
と書いて5秒で後悔しましたが可愛いものは可愛いです。恋愛分も増してきましたし。
『たらんたランタ 1~2』槙ようこ(少女漫画)
全2巻。……打ち切り続くなあorz
絵柄はどんどん好みになっていくのに色々勿体無い。
『GUNSLINGER GIRL 5~6』相田裕(青年漫画/バトル/義体少女)
読書メモ頼りに続刊買ってきたら5巻がダブりましたorz読書メモの空白め……。
正直トリエラ以外は名前を覚えられていないという……一期生より忘れ方激しいんじゃないかこれ。彼女を除けばストーリーものとして読んでいるからかなあ。
『[zion] 2』榧世シキ(青年漫画/近未来ファンタジー/ゼロサム)
保護者組?に幕間キスシーンで陥落しそうになった自分はやっぱり相変わらずでした。
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2010
01,21
17:55
そうそう
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
何度か言ってますが当サイトだけの設定として江利子の誕生日は9月はじめです。おそらく聖蓉界でのみ流布している蓉子の誕生日(9月15日)より少しだけはやいのです。体育祭や学園祭準備に花寺助っ人など、何かと忙しいこの時期だからと半日授業の始業式あたりで祝っちゃえーという先々代たちに「どうせついでなら蓉子の誕生日のときに一緒に祝ってください」とか言っちゃう江利子を想像したりするのが楽しいです。聖だってクリスマスパーティーと一緒に祝われてるに違いないんだし、あのメンバーならいつものお茶会を誕生日会と改名して騒ぐくらいはやりそうですし。以上昨日の数ヶ月発言に関する補足でした。そろそろアバウトページも弄ろうかなあ。幸せな江蓉も書いちゃいましたしね(笑)。
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2010
01,20
19:55
プラチナ・ゴールド
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
聖江……といえないこともない。
「結婚指輪欲しい?」
「要らない」
即答はにべもない。先日めでたく成婚した(なんと結婚式にまで呼ばれてしまった)友人がくれた有名な雑誌を人のベッドの上でぱらぱらとめくる、身勝手さを適当さだと汲み取ってくれるから私は江利子の前でだらしなくしている。式場の選び方に折り目がついていて、可愛いなあと頬を緩ませる。ちら、と見た江利子は鞄に入りっぱなしだった私の授業ノートを無心にめくっていた。
「あなたは結婚したいの?」
「…したくない、かな」
「でしょう」
過半数のページにコピー用紙が貼りつけられ、随分と膨れ上がったキャンパスノートは文字のある最後(多分それも私の字じゃなかった)までまくられてから放り出された。それ蓉子からもらったんだけど、とばらしてやろうか、考えながら指を擦った。蚊がいるんじゃないの、この部屋。
「蓉子とならしても良いけど」
「あ、先に言われた」
「ごめんなさい、わざとなの」
「だろうねぇ」
箱庭を一足先に卒業した彼女はいつだって誰かのために一生懸命だ。その相手が自分じゃなくなったからって責めるのはどこまでもお門違い。
目の前のこいつも外部進学のはずなのだが、在学期間が長かったせいかやたらにリリアン色を残している。こんなでも純粋培養と言えるんかな、なんて失礼な感慨は割合ありがちな話で。
「あー、退屈」
「私のせいかい」
「そんなわけないじゃない、自意識過剰ね」
「感受性が豊かなもので」
「ガキっていうのよ、そういうの」
「江利子さんよりは若いですからー」
「数ヶ月、ね」
「そ、数ヶ月」
どこまでいっても不毛な会話。不毛な関係の立体交差。かつては確かに蓉子の隣にいたふたりが、ぼんやりと都会の夏を浪費している。アルバイト先の店は定休日、江利子の課題は一時間ほど前に微妙な人物画を描きあげて一応のカタがついた。自分のかたちの彩りが乾いていくのを目の当たりにするというのもなかなかおかしな気分だ。笑顔なんて気味が悪い、と描き手とモデル双方の意見が一致したので油絵の具で出来た私は相も変わらず不機嫌な表情をしている。
読者アンケートとして組まれた特集の光沢を、つるりとなぞる。愛情の方向は一緒でも、その方向こそが、性差以前にどうしようもない。無言の了解を取り交わしてから離れた互いは、いつも通り自分のために時間を消そうとしていた。
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2010
01,18
23:37
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
例のごとくの切り貼り仕様。
部屋の掃除というタスクをすっかり忘れてましたorzあああサイトが最終更新から1ヶ月経ってしまう……。
『四方世界の王 1 総体という名の60』定金伸治(単行本/ファンタジー/古代オリエント)
講談社BOX。
ファンタジーの舞台がこの時代なのは珍しいよなあ。魔法な部分なども好みの設定です。隷従半歩手前な主従紛いの関係はもう少し太い鎖だとなお良かったのに(笑)。タイトルの数字は段々減っていくのでしょうが、最終的な着地点はどこになるのかな。
『Classical Fantasy Within 第一話 ロケット戦闘機「秋水」』島田荘司(単行本/大河ロマン/WWⅡ末期)
講談社BOX。
題材として偏愛してる時代、少年視点による描写が珍しい立場で面白かったですが、先の展開が全く読めないのですが……wこのSFめいた設定で大河ロマンって、一体どうなるんだ。
しかし白骨は夢に出そうなくらいエグかったorz
『王女グリンダ 上』茅田砂胡(文庫/小説/ファンタジー)
デルフィニア戦記のプレストーリー。ある意味セルフ二次創作というかストーリー分岐物というか。まあシェラの可愛さは相変わらずでしたが(笑)。
『王女グリンダ 下』茅田砂胡(文庫/小説/ファンタジー)
展開は同じでもだいぶ雰囲気が変わるものですね。「女性として育てられてきた」「男性だと自己認識する描写がない」「だいたい侍女/一人称は私」なおかげでシェラが男だとどうしても思えなかった本編ですが、こうしてみると多少は男らしく……もないか。
『戦う司書と神の石剣』山形石雄(ラノベ/異能バトル)
4巻目。
恋は盲目を飛び越えて盲従の愛になってしまったヤンデレは愛しいなあ(笑)。良い感じに歪んでましたその歪みを自覚するところまで含め。
『迷宮街クロニクル1 生還まで何マイル?』林亮介(ラノベ/バトル/迷宮RPG)
うっわあ大好きだこれ。
ロールプレイングものはただでさえちょっとはまると……なジャンルなのに……。久々にのめりこめた群像劇でした。さっさと続き探して来ます。
和風ウィザードリィという紹介にすんなり納得した私は平成製ですよ。
『狂乱家族日記 壱さつめ/弍さつめ』日日日(ラノベ/コメディ)
アットホームな話が読みたくなるときもね。ありますよね。がっつり狂乱してますが、良い話として落としこんでくれる手腕があれば無問題。幼児体型やジェンダ微妙な人多いですしね! キャラメイキングが私好み過ぎる(笑)。
『珠華繚乱』宇津田晴(ラノベ/中華ファンタジー)
男女入れ替わりな少女小説。なんとなく和や中華含めた民族調ブームだったのでしばらく続きます。
隣国に「婿」入りすることになった舞踏派少女の陰謀巻き込まれ型ラブロマンス、と一見百合っぽいですがまあ序章の段階で展開は透けて見えるので……うん。いわゆる双方入れ替わりという奴です。侍女→主人公への慕いっぷりはにやにやできますけどねw
『月色光珠 想いは夢路に咲く』岡篠名桜(ラノベ/中華ファンタジー)
……あれ? 1冊飛ばした?
バカップルは時に離れていた方がバカップルだったりしますよね。お前ら……w
公主可愛いなあ和むなあ幸せです。あとは氷室脱出シーン。
『月色光珠 夏風に願いは惑う』岡篠名桜(ラノベ/中華ファンタジー)
そんなことなかった。>1冊飛ばした?
単に読書メモの取り忘れでした。恐らく夏頃の読了ですが補完しておきます。大変な逆境だったはずなのにバカップルな面しか印象にないとかどういうことなの……w
『Mr.サイレント 仮想世界の優しい奇跡』早見裕司(ラノベ/ミステリ)
最後、生身の反撃シーンに笑った時点で完敗。日常系ほのぼのミステリも好きだなあ。
ミステリの謎解き推理なんて高尚な遊びができるほど頭良くないのでその辺りの技量は正直私ではわからないですwしかしあったかい話は和みますね。
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2010
01,18
00:31
日付変わった
CATEGORY[読書メモ]
試験第一陣は終わりました。暇な頭はいざ終わってからどうしようもないことをぐだぐだ考え出すのは目に見えていたのでひたすらに没頭できる作業をしてました。それはもう延々と。楽しかったですw
サイト弄りや日記分類に読書メモその他諸々は明日の採点後に。しかし個人的に大好きな松前侑里さんの『水色ステディ』が世間では不人気過ぎて笑ったなあ。BLレーベルって、やっぱり安心感を求められてるので、あっちこっちふらふらで見てる側が胃が痛くなるような展開で、いまいち共感しにくいキャラクタだらけ、というのはやっぱり大方が純然BL作品に望んでるものとは違いますよね。「女の子どうしのいちゃいちゃが欲しくて百合姫コミックに手を伸ばしたらハードボイルドなエログロ悲恋だったよ!」みたいな憤慨が散見されて面白かったです。さっき適当に捻り出しましたが良いですねハードボイルドなエログロ悲恋百合(笑)。いやラストはハッピーエンドな方が良いかな。二次創作にならありそうだよなあ探してみようかな。
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2010
01,16
21:35
うーん
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
先月くらいから意図的に日記を減量してみましたが、どうやらそれが勉強量に結びつくわけではなさげだという結論に達したので、通常運営に戻ろうと思います(笑)。結局他のことで息抜いちゃうんだな。取り敢えずセンター試験とやらは明日で一区切りです。今のところ凄くできたーという感じではないけど呪詛を吐くほど悪くもない手応え、うーんまあこんなもんか。
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2010
01,13
10:16
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
紅玉いづきが今月メディアワークス文庫進出だそうで、無駄にテンションをあげているレンヤです。まあ正直あの人は児童書や一般文芸行った方が評価される気がします。雪蟷螂の挿絵は愛し過ぎてちょっと怖いくらいなんですが(笑)、ああいう系統なら児童書でも付く気がしますしね。単行本の守り人やバッテリーのイラストも大好きです。
『キャラ化するニッポン』相原博之(新書)
2007年発行。
全体的に理解というよりは既知事項の整理と納得に役立つような新書でしたが、6章の「消費・ブログ・ケータイ・セカイ化」は面白かった。今ならツイッター辺りも話題にあがるのかな。
『セレモニー黒真珠』宮木あや子(単行本/小説/オムニバス)
『花宵道中』や『白蝶花』を狙ってたのですが今のところの御縁は無かった模様。また気長に探します。
葬儀屋が舞台、モノクロ版画な装丁、何せ『雨の塔』の宮木あや子、とどれだけ陰惨な展開が来るかと身構えてたら意外なくらい明るい話でした。いや明るくは無いけど普通に良い……というか素敵?な連作。皆エゴまみれでもがいてるけど救いも用意されてるとでも言うのかな。平然とエグい部分はぽんぽん放られてくるのに話全体が醜くはならないんだよなあ。
後日談的感慨として幸せな気分になったのは「あたしのおにいちゃん」ですがお気に入りは「木崎の秘密」。いや木崎×笹島のあれこれが好きだってのもあるんですけどね。
『風よ、万里を翔けよ』田中芳樹(文庫/時代小説/中国)
男装して隋朝煬帝の徴兵する兵役についたある少女の戦記。歴史小説に好きな要素がくっついてくると捉えればとても幸せですが、異性装とか恋愛とか目当てにすると多分残念なことになると思われます。ひたすら戦い続けで時代が進んで行く物語です。
つまりは主人公が少女なだけでモチベーションがあがる単純な性格の勝利(笑)。まあ少年でも盛り上がるんですけどね!w
『デルフィニア戦記 第Ⅳ部 伝説の終焉』茅田砂胡(文庫/小説/ファンタジー)
何だかんだで通学時間縛りの中読みきってしまった……。この本気度合いは別のところで活かすべきだとは恐らく自分が一番思ってます。
1(闘神達の祝宴):結婚騒動に終幕。ポーラの好い人ぶりにふたりしてやられてる仮面夫婦が素敵です。
2(紅の喪章):いよいよ異世界軸が絡み出した。
3(勝利への誘い):タウやスケニアが好きなのは多分刷り込みの問題。半ばくらいは条件反射なんだから仕方ない。
4(伝説の終焉):真打ち登場。まあ私はシェラ編の方に色々もってかれましたけどね勿論。「全員死ね」とかかっこよすぎです。
5(遥かなる星の流れに/上):最終決戦。最もここまで来て負けることは有り得ないので安心して盛り上がります(笑)。
6(遥かなる星の流れに/下):えっと、三角関係は、そのままなんですかwある意味当然の幕の引き方に感無量でした。
『やおろず』古戸マチコ(単行本/ウェブ小説/オムニバス)
人気を博した一次小説を加筆修正して~という流れの奴です。珍しくも少女小説寄りな作品。個性的な八百万の神さま方と彼らが見えるようになってしまった女子大生のどたばたコメディ。とまあ、あらすじだけでだいたいの予想はつきそうな内容なのですが中々面白かったです。ゆるめの民俗学ものとしても良いんじゃないかな。柳田國男曰く~のようなかっちりした蘊蓄ものも悪くは無いけどそればかりでもね。
家神も道祖神も可愛いけど一発で陥落するくらい好きなキャラは見つけられず。続刊してるみたいなのでそちらに期待しておきます。現状はノロくんが暫定一位……? マジか(笑)。
『灼眼のシャナ ⅩⅠ』高橋弥七郎(ラノベ/ラブコメ/学園祭)
過去編番外編は飛ばしてます。
学園祭前編。日常パートに終始するのかと思ったらしっかり不穏でした。祭の中でのバトルになるのかー。お約束の数々は楽しかったですごちそうさまでした。
『リリアとトレイズ Ⅵ 私の王子様(下)』時雨沢恵一(ラノベ)
大遅延で買ってきたは良いけど数枚捲った段階で、あれ、これ読んだことあるぞ……? とw図書館で借りたのかな。というわけで再読ですが補完。次はメグとセロン、になるのかな。
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2010
01,12
00:22
行ってきました。
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
成人式。もう昨日……あれ、一昨日!? ……ですが。楽しかったですが振袖は……うん、もういいかな……。弟妹の結婚式にはスーツかドレスで出ようと思います。自分の方が嫁ぎ遅れるだろう未来は目に見えている(笑)。
百合選やら読書メモやらSSに連作もどきやら、ちまちまと書き進めているのであまり実感が無かったのですが日記の間隔結構空いてましたねすみません。二兎を追うものはの原理でどさっと出せるものが無いのが心苦しいです。引きこもり歴が長引くにつれ妙な擬音が増えるのも身をもって真理です。独り言とかね! 我に返ると色々ひどい。
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2010
01,08
00:37
そうそう
CATEGORY[読書メモ]
マリみて新刊は読みましたよ。舞台や人が変わろうと、良くも悪くもマリみてワールドは変わらないなあ、といった感じでした(笑)。父方の親戚には「血縁上の叔母と姪が同学年」というある意味逆転よりもキツい例があるので複雑な家族状況は別に特殊と思うことはなく普通に楽しめました。(せっかくなら近親姦来れば良かったのn)一つ屋根の下、勿論学校も同じで叔母側は大層からかわれたそうですこちらの場合。
あとがきにフライング~と書かれてたということは瞳子世代をやる気はあるのでしょうか。由乃菜々関連を掘り下げて行ってくれると嬉しいなあ。
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2010
01,07
00:03
ナンバーいくつだっけ……
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
久々に戦争パラレル枠。割と原作準拠だよ! と言い張る残念な連作です。ひたすら青臭くを目標にしたらとんでもないことになってきました(笑)。
ひゅうひゅうと息を吐く。
げほりと吐き出して、はあはあと継いで、震える足がへたりこもうとするのを必死で押さえつける。全身がばらばらになりそうだった。熱いというのも生ぬるい温度で血液が循環していた。
追っ手は撒いた。むしろ振り切った。とうとうがくんと膝をつく。セミプロ相手に真っ向勝負なんて挑むものじゃない。彼らが本当のプロフェッショナルだったら今頃私は一寸刻みでばらされている。いやまあこの首に価値がないわけじゃないからもう少し「人道的」に見せしめにされるだろうか。どっちにしろ地獄行きを宣告された身だ。地上に残った肉体がたとえ八つ裂きにされようとその頃の私の境遇よりは遥かにマシだろう。何しろ神に仕える御方直々のお言葉なのだから。
知らず、心中で十字を切っていた。これは天上に向けてではない。形式ばかりに堕ちた宗教の神なんかこちらから願い下げだ。
「栞……」
愛しい名前を呟くと乾いた口の中に生唾が溜まった。妙に即物的な私の欲求に、見放されるのも当然だと毒づきながら、ようやくまともな機能を取り戻した耳をそばだてる。
これが逃亡ならば私は最後には捕まるだろう。味方ならば叱られ、敵ならば良くて人質の身。贖罪の苦痛を想像するのは心地良いが実体験するのは御免だ。つまりは形而上限りの自滅願望を持つ、いかれた犯罪者。自分自身でだって生きる価値には懐疑的なのに、進んで自死する気概は無いと来ている。本当に救いようがない。最も救って貰う気も無論、無い。
気持ち悪いほど活発に脈動する動脈の血潮に混ざり、叫び声が聞こえた。味方なぞとぬるい関係に甘んじた覚えはないが叱る側に立ち続ける馬鹿の耳慣れた怒声に、私は返す言葉を持たない。
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