日記
いわゆるオタクの趣味語り日記。百合とラノベが主食ですが無節操。書痴。偏愛に妄想、ネタバレや特殊嗜好まで垂れ流してますご注意。 一応本家は二次創作サイトらしい。
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2009
12,10
00:20
季節型インフルの
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
予防接種を今更になって打ちにいったら物凄い体調不良orz発熱はないもののただひたすら気持ち悪い。うう復調したらいつかネタにしてやる。看病ネタは正義! 私はひとりですがね! ……先日ひっさしぶりに頂いたメールは明日返信の予定です……こっちの更新優先ってどうなのとか自分でも多少は思います……でも一応親しい方への報告くらいは……オタ友に限った門戸ですがね……はあ。……こんなところでダウナーになってる場合じゃないんだってば。
そういえば携帯の調子がまたおかしくなりました。もうサイドキーが反応しなくなったくらいじゃショップに行こうとすら思いませんが。中身飛ばなきゃどうにでもしてくれ。
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2009
12,07
22:44
三人称で
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
甘ったるい話を書いてみたかっただけのSS。サルベージした会話文につけ足してみました。
いちゃつきは平和の証。蓉聖蓉で肌色でぐだぐだですがよろしければ。
「負けました」
「……何の話よ」
肌一色の聖より恥ずかしそうな様子で、聖の上で身を横たえている蓉子は、かすかな吐息に言葉を乗せた。
勝敗に例えたら怒られるかと、思っていた聖は拗ねた風情に目を瞬かせた。幸い目を合わせようとしない蓉子がそれに気づくことはなく、追及を二度に渡って免れた聖はこの状況を楽しむ方向に、平たく言えば攻勢にシフトする。
「んー?
だって気持ちかったとか、素直に言ったらよっこ照れるでしょ?」
「っ」
聖の目論み通り綺麗に赤くなった蓉子を、聖は満足げに見つめる。すぐにそれだけでは足りなくなって、闇に溶けた髪ごと輪郭を掬い上げる。甘い本音を携えて。むしろ駄々漏らしにしながら、目を細める。
「かわいいなぁ」
「もう……っ」
「今度は私が、とか言ったら怒る?」
「え、」
「今はことばより行動な気分なんだ」
じわじわと身体の細胞がもとあるかたちに落ち着く一方で、肘をついた蓉子に乗りかかられてますます高揚を強めた聖の感情は、余韻どうしが擦れ合ううちに蓉子に熱をもたらす道を選んだ。蓉子にとっては不意打ちの爪先は、痒いところをかかれる前に探される、かのように皮膚の瀬戸際を滑っていく。
「……ひゃ、」
「びんかん」
「るさぃ…っ」
今更肘を立て直し突っ張ろうとしたところでもう間に合わない。滑らかさが気持ち良くて、うっかり絡めてしまっていた太ももと膝頭、足の甲までもが緊張する。もがく蓉子を、正確に空中で捕らえる聖の腕。
「……おっと」
「ばか!
いきなりそんな体勢、危ないでしょうが!!」
不本意にも弓なりになったお互い、身体の柔らかさで勝る聖が一歩早く立ち直る。落ちてもどうせ布団に縺れ込むだけ、それなのになんでこんなに必死なのか。聖は蓉子が照れ屋だからだと思っているし、蓉子は聖の単なるわがままだと信じて疑わない。
「よーこが抵抗しなきゃ大丈夫なんだけ」
「……そんなことより!
身体痛くない!?」
微妙なすれ違いを訂正する機会など勿論顧みない、ふたりは座りこんだままで会話を交わす。ぺたりぺたりと蓉子の手が聖に触れる。
「え、なにが?」
立て続けに降って沸いた幸運を今度こそ持て余した聖は思わずその手を止めてしまう。
両手を塞がれた蓉子に残る手段の中で、選べるのはやっぱり言葉しかないのだ。実際はそれよりよほど雄弁に感情を伝えている表情に顔の色は、彼女自身には認識できない。
「だって床で、…その、」
直接的な言葉で言わせないで、と潤む蓉子の瞳に映ったのは今度こそぱちぱちと瞬きをしている聖。何か見当違いのことを言ったかと蓉子が不安になる前に、聖はゆるく笑ってみせた。
「…あ、そっち?
平気。蓉子、優しかったから」
「……なら、良いけれど」
蓉子らしからぬもごもごとした語尾がとがらせた唇に、聖が指を寄せる。あ、と呟く間に顎が持ち上げられ、人差し指でのひと撫での感触が去る暇もなく湿った舌が蓉子に押し入っていた。
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2009
12,06
22:45
誤解だよ!
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
「お前最近本読みすぎ」とか言われましたが、携帯データのバックアップサルベージ中に「読書メモの書きかけ」が大量に出てきたから補完してるだけですって! 書けたものから詰め合わせて出してるために新しいものと混ざり、あたかもここ数日で読んだかのような様相を呈しているだけです。先月の新刊も結局殆どスルーしてしまったしなあ……ガガガ文庫の『君が僕を』の2巻と新訳ハムレットの奴は欲しいので店頭から消える前には入手して来たいです。最リロやLOVELESSはどう間違っても手に入らない事態にはなりようがないのでもうちょっと我慢。あーでも限定版には小冊子ついてるんだっけ……。
活字さえあれば大概幸せに生きていられる管理人です。しかし皆本当最近忙しそうだもんなあ……自分の方がよほどお気楽な身分に思えてきてしまう。後ろは崖瀬戸際ですが一応前方の道筋はついてますからね。
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2009
12,05
23:04
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
田中芳樹すぺさる。
『紅塵』(文庫/歴史小説/中国宋朝)
子温 梁紅玉
とだけ書かれたメモが残っていました。ていうか読書メモのためのメモって何よ。
母の女傑ぶりがとにかく頼もしいやらかっこいいやら。そしてそれに負けてないバカップル具合も凄かったです(笑)。主人公もちゃんとかっこいいのに絶対負けているw
『奔流』(文庫/歴史小説/中国南北朝)
モチーフとなった戯曲が悲恋過ぎる……あああ。
中国の対外問題って、本当遊牧騎馬民族がメインだよなあ。戦局全体を俯瞰する壮大な視点と各個の戦闘、どちらも十二分に楽しめました。そりゃあ双方、更には個人各々に違った事情があるよなあ。絡み合って悲恋になってしまうところが……切ないですが……。
『ブルースカイ・ドリーム 田中芳樹初期短編集』(文庫/小説/短編集)
後味の格差が酷いw
「懸賞金稼ぎ」が一番好みでした。……こういう少年が好きなんですよ。
『戦場の夜想曲』(文庫/小説/短編集)
なんかひとつ上の本と被って収録されてるのがいくつか。出版社を跨ぐとこういうことも有り得るわけか。ご存命の方の作品では初体験です(笑)。
表題作のような時間軸には大抵やられます。私の原点は火の鳥。それから児童書。SFも読みたい願望は有るんだけど翻訳本は苦手意識があるんだよなあ……。
『銀河英雄伝説 外伝5』(文庫/SFファンタジー)
短編集。これ文庫のバージョンによって順番とか違うんですね。私は一番新しいシリーズです。創元SF文庫だったかな?
若かりし日の彼らの一寸した事件。とか。もう当然のように面白かったです。出会えて幸せでした。有り難うございます。(と間違いなくここを見てはいない某サイト管理人さまに感謝を呟いてみる。)
『纐纈城綺譚』(文庫/小説/中国唐代)
なんで纐纈が出て綺譚が出ないんだよこの携帯……。
とある古典の補完解釈、とでもいえば良いのか。カニバリズム込みで生き血滴るサバト云々を派手にやってらっしゃいます敵組織は相当にグロかったです。血染めの布が文字通りとかね……また描写がいちいちリアルなんだよな……。
ラストには笑いました。珍しくも恋愛要素が枯渇してる(絶対グロ方面に吸い取られたに違いない)話だと思っていたら!
『西風の戦記』(文庫/架空歴史小説)
あー成程、ビザンツ帝国ねw
ロマンチックなファンタジーは大好物です。因縁の暗さは相当なものがありますが悪役がしっかり悪役してくれたので割合気持ち良く読めました。
異世界トリップものなので一応現在と繋がりは有りますが十二国記やナルニア国レベル。ラストですっきり。
『運命 二人の皇帝』(文庫/時代小説/中国明朝)
原作は幸田露伴。
どこまで色がついてるのかはわかりませんが頭の中で色々繋がってすっきりしました。語呂で覚えたりするよりよっぽど早い。
賢帝が狂って行くところを見るのは中々にきついものがあります。ある程度は善悪割り切れる話が好きなんですよね。だから秀吉も苦手なんだ……。
『創竜伝1 超能力四兄弟』(文庫/バトル/ファンタジー)
ラノベ古典……なのか?
どう転んでも外れにはならないと思うので続きは暫く積んでおきます(苦笑)。今これ以上はまるわけにはいかない。
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2009
12,04
23:29
ルービックキューブ
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
阿呆の子佐藤(笑)。
多分聖蓉で現白風味。
確かにもうふたり呼ぶ、とは聞いていたけれど。私の知ってる人もいる、とも言われたけれど。
この馬鹿な恋人はどうにも自分の欲望を優先するというのか、大抵のことは私が許してくれると思っている節がある。いやそもそも私がどんな気持ちになるかなんて考えてないのかもしれない。ダブルデートだよ、とはしゃいでいる(外面としてはへらへら度が5割増)聖に蓉子はため息をつく。
聖、志摩子、乃梨子ちゃん。
――これじゃ私ひとりが、お邪魔虫なんじゃないの。
*
――お姉さま。
志摩子は久しぶりにその名を口にした。
こそばゆい気持ちと、困った心情が半々で。私に助けを求める乃梨子の視線を受け止めてはみるものの一体どうしたら良いのかはさっぱり検討がつかない。この前乃梨子が可愛いと言ってくれたから今日の装いに選んだワンピースはこの時期には少し寒くて、ストールに顔を埋めることでお手上げの意を示そうとする。
はあ、と吐いた息が誰かと重なって、諦めと懐かしさからの苦笑いもふたり分溶けていった。
*
――なんだか私ばっか仲間外れみたい。
ふてくされるのもおとなげないと思うものの、間違いなく一番年下で一番場違いな自分を乃梨子はまるのまま持て余していた。
別に、これが初対面、というわけじゃ、ないんだけど。事前知識も第一印象もあまり良いものではなかった人と、真逆に非の打ち所がなかった人。困った顔してる志摩子さんが、今日をとても楽しみにしていたのを私は知っている。だから何とかして盛り上げなくちゃ、なんだけれど。
このメンバーじゃ道化になりようも無いしなあ、と、糸口にもならない手土産の入った鞄を軽く揺する。
*
何だか様子がおかしいなあ、と首を傾げついでに、聖は大きく伸びをした。
こんなに朝早く起きたのは久しぶりだ。蓉子ほど学業に熱意をかけちゃいないし、生来の要領の良さを磨いての大学生活も早数年、と来ればそれなりに悠々と暮らせるものだ。蓉子も合わせてくれればもっと華やかになるけれど、生真面目じゃなきゃ蓉子じゃないのも確かな事実。しかし志摩子と乃梨子ちゃんじゃふたりとも真面目で大変だな。ほら今だって固まっちゃってるし。あれ、そういえば何でだ?
――ま、なんとかなるでしょ。
せっかく蓉子がオフの日なんて貴重なものを割いて、志摩子や乃梨子ちゃんを誘ったんだから、楽しまなきゃ損じゃないか。
取り敢えずは眠気覚ましかつ漂う微妙な空気を払拭しようか。勿論一番年下の子に犠牲になってもらうことにして。
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2009
12,03
22:08
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
最近刊行ほんのり人気?の某ライトノベルのキャラクターが前サイトで使っていたHNでして、書評/感想/レビューサイトさまを巡回するたび非常に微妙な気分になります。レンヤはなんかもう慣れました。(オフでも普通にこの名称で呼ばれたりするし。)あれは結局3年弱のお付き合いだったのかな……? 同人活動ではもうしばらく粘ってたか。本名も別に嫌いじゃありませんけどね。
『サマースクールデイズ』深沢美潮(文庫/児童書/サマースクール)
著者紹介に『フォーチュン・クエスト』やら『デュアン・サーク』やらの文字が並んでいて噴いた。何やってるんですか。
ラストのシーンは中々でしたがそこに辿り着くまで延々と続く陰湿さが……うーん。片依存の片鱗がもう少し要所にあればまた瑞穂への印象も違ったんだろうけどなあ。
『マイナークラブハウスへようこそ! 1』木地雅映子(文庫/児童書/オムニバス)
どこかで見た絵と思ったら志村貴子さんでした。販促になってくれれば嬉しいなあ。
登場キャラクタの癖が強いから読む人は選びそうですが私ははまった口です。実はしばらく彼らのことばっか考えてました(笑)。導入話は微妙でしたが第2話からが物凄く面白い。あまりに自然に入っている「大人」視点の一章で完全にやられた、という感じです。ただ彼女の一日が切り取られただけで、何の弁明もないところが凄い。良いも悪いもここまでフラットに放り出されると怖いです。経済格差とか、社会的立場とか、単純な好悪に嫉妬当てつけ、存在しているのは当たり前だからこっちも折り合いをつけざるを得ない。「お前だけはそっち側に行かないでくれよ」にはぐさりと来ました。うんいつものパターン。キャラクタとして一番のお気に入りは裁縫少女ですけどね。勿論。正直好き過ぎて語り尽くせません(苦笑)。
あ、余談ですが女の子→女の子の話も極微量に。3行くらい?wこの子2巻で焦点当たらないかなー。
『推定少女』桜庭一樹(ラノベ/青春エンタテイメント)
僕っ娘と電波少女の逃避行。若さ幼さがぐっちゃぐちゃになった10代の鬱屈があまりに桜庭一樹でした。ロリポップとか赤×ピンクとか少女には向かない職業とか。……そんなに読んでる覚え無かったけど意外と読んでるな、桜庭さん。
百合じゃないけど女の子組の癒着っぷりは中々に楽しめます。……いや女の子組? ……でいいことにしておこう。
『時載りリンネ! 3 ささやきのクローゼット』清野静(ラノベ/ファンタジー/魔法少女)
こういうタイムパラドクスものはずるい……。10年前(火の鳥)から弱いです。
そうかこいつら小学生だったんだなあ、と、ふとしたことで気づかされたり。小さい頃はどんなスーパー少年少女が出てきても賞賛や憧れの目で見られたのに、この頃はその年でそんな思考や言動は云々とつい思ってしまうのが何だか寂しいです。つまり主人公の言葉遣い凄いとかそんな話です。冒険シーン楽しかったです。
『凉宮ハルヒの溜息』谷川流(ラノベ/学園/文化祭)
あーあれがこうなってそうなるのね……と同人やアニメ界隈を多少さ迷った程度の奴が今更納得今更理解。長口上や講壇は、娯楽として読む分には楽しいですが理解できる気はしません。
『戦鬼 ―イクサオニ―』川口士(ラノベ/伝奇アクション/古代日本)
日本神話。もしくは反転日本昔話。
手下な妖たちのビジュアルがどツボでどうしようかと思いましたが性格はまんま獣だったのでなんとかセーフ(笑)。しかし限りなく自分好みな亜人絵だ……。
日本神話が引き合いに出ると大概小難しくって読み難くなる印象があったのですがこれは良かったです。自然だったし面白かった。主人公組の幸せ感とは裏腹な出雲組のラストにちょっとどころでは無く切なくなってましたが。そんな決着のつけ方で良いのか! とこっちが叫びたくなる。
……まあ途中で殺りんを思い出したのは私だけで良いよ。(そもそもあれは原作ではばっきり折れたフラグだよ。)
『小さな国の救世主 2 おざなり将軍の巻』鷹見一幸(ラノベ/ファンタジー)
シーデ……! ……この性格なら陥落しても仕方ないよね。男装少女な暗殺者とか、何その健気さ真っ直ぐさ。とか。
正直場違い主人公なんぞどうでも良くなってくる勢いで部族間のあれこれや政府側内部抗争が楽しいです。だってこの人なら必ず正義が勝利するハッピーエンドにしてくれるはずだもの。
『レヴィアタンの恋人 Ⅳ』犬村小六(ラノベ/バトル/近未来)
泥沼フラグの乱立。
新進気鋭、日向コロニーの噛ませ犬っぷりには噴いた。お前ら……あれだけ知謀合戦やっておいて結局は力押しかよ……。
因縁愛憎クロス地獄の中、一番好きな交わりはやっぱり義理姉弟です。他諸々を見てると前世に限りたいところですがさてどうなるか。
『マーメイドライン』金田一蓮十郎(百合漫画/短編集)
ハレグゥの人か……!(あとがきまで気づかなかった。)
ジェンダー的に凄く複雑な百合カップルが大変好みでした。立場もですが何よりお互いの真摯さが良い。実は某レビューを見たときはこんなん百合として勧めるなよ! と思いましたがごめん私が悪かった。
人魚姫モチーフとか、限りなく悲恋に近い恋愛成就とか、他の話も良かったです。ゆっくりじんわり。
『柊小学校恋愛くらぶ 1』あづまゆき(青年漫画/恋に恋する小学生)
コミックハイの絵柄や雰囲気も好きです。
いけない大人が見ればロリロリですがその実結構ちゃんと思春期の女の子が描かれててごく一部を除けば保健や道徳の授業にも使えそうなノリ(笑)。練習とか言ってお姉ちゃんや親友にちゅーを迫ったり(実際にしちゃったり)する主人公たちに空気百合だなあとか和むのも多分いけない視点ですが(苦笑)。成長を気にするのはどっちも同じとかね。
『放課後オレンジ 1』くまがい杏子(少女漫画/中学生/陸上)
割とあらすじ+絵柄買い。読み終えてから掲載紙が少女コミックだと気づく。わお。
言われてみれば雰囲気は何処と無くエロティックかもなーとは思うものの取り敢えず一巻の段階では未だちゅーすらしてませんでした。陸上話だからか結構に爽やかですし。……少コミ系詳しい友人に今度お勧め教えて貰おうかな。
しかし真面目で低身長なスポーツ少年とか、ね! ポテンシャルからすればライバルの方が人気なのでしょうが、私は断然翼派です。
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2009
12,02
22:33
忘れてた
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
1 2 月 は 聖 蓉 で す 。
いや月初めに言うのを忘れてたってだけで行事(?)自体はちゃんと覚えてたよ本当だよいちゃいちゃは世界を救うんだよ良いからお前ら早くくっつけ!
くっついてからのぐだぐだが読みたい。もう脱力するくらいバカップルな奴。やっぱり昨年の会話文垂れ流しをどうにかするか……。
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2009
12,01
17:56
今朝未明
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
妙な記事に遭遇した方は全力で忘れて下さいorzやってしまった……まあ編集画面開いたままで枕元に携帯を放置した自分が悪いんですがね……いつかやるかもしれないとぼんやり想像もしてたんですけどね……。
積み重なる妄想の結果、自分なりの江志→現白の軌跡が見えてきたのでちょっとまた吐き出してみたいと思います。煮詰める余裕はなさげですが良いんだ去年のバカップル祭もあれはあれで楽しかったから。江蓉とかも絡むから結局聖蓉軸は揺らぎません。というか江蓉の場合は当然のように背後が聖蓉なのは何故だ。
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2009
12,01
00:22
妹と孫
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
ものすごく王道を目指してみた紅薔薇さん家。やっぱり先代時空が好きなんだよなあ。
新世代は原作で満足してるとも言います。でもいい加減そろそろひと波乱起きても良いのにねえ(笑)。
しおれる祐巳ちゃんの顔にはくっきりと、「祥子とけんかしました」と書いてあった。
「白薔薇さまじゃなくて良いの?」
「絶対、からかわれますもん」
……確かに。
「黄薔薇さまもだし、由乃さんじゃ参考にならないし、令さまは……」
ぶつぶつと人物評をしながら指を折っていく祐巳ちゃんのつむじが、頷きに合わせてぴこぴこと動く。我ながら変なところに目をつけたものだ、なんて思いながら髪を撫でてやる。これで落ち着いてくれれば良いのだけど。
「なあに、私は余り者?」
「い、いえっ、そういうわけでは!」
ぶんぶんと手と頭が振られ、私の手が弾き飛ばされた。わあすみません、とわたわたとますます収拾がつけられなくなっている彼女は多分私の元にきた理由をすっかり忘れてる。とにもかくにも必死ですという全身。まあ正直可愛い。聖や江利子の、からかって苛め倒したいとかいう歪んだ愛情はわからないでもない。実際に実行してしまう彼女たちの精神は理解できないが。
「大丈夫よ」
「な、なにがですか……?」
「祐巳ちゃんと祥子」
紅薔薇さまってエスパー!?
むしろほかのことで相談されると思う方がおかしいと思うのだけど。喜怒哀楽の大きな祐巳ちゃんはあまりに全身で驚いてくれるからこちらとしては笑うしかない。
「それにたぶん祥子ももうすぐ来るわよ。」
祐巳とけんかしました、って大きく顔に書いて、ね。
ほんの少し、嫉妬したくなる、仲の良さは勿論微笑ましさの方が勝る。この子がこんな気分を味わうのは2年後か。聖のような例もあるから断定はできないけど、妹と孫を見守る祐巳ちゃんは、想像してみたらとてつもなく暖かかった。
「ええっ!?」
予言者どころか超能力者にされそうだ。慌てふためきながらそれでも頬を緩ませる祐巳ちゃんは、どこからどう見ても妹の顔。
未来の孫に見せたあの暖かさを、今は祥子に向けてあげて。言ってもわけがわからないだろうから、まだ慌てている祐巳ちゃんの頭を撫でながら、心の中でそっと頼んだ。勿論です、と祐巳ちゃんは、ぴこりと跳ねる髪と赤くなった表情で頷いてくれた。
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2009
11,29
22:48
なんというか
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
偏愛を通り越して盲目になってる気がするほど好きなサイトさまがふたつ、残念ながらどちらも寡作で、というかだからこそここまで堕ちたといえるのやもしれませんが、とにかく最近立て続けに更新なさっていてなんかもう暫くここからもらったエネルギーだけで生きていける気がしているレンヤですごきげんよう。ごきげんようとか久しぶりだな!(笑)先日また文庫と漫画をドカ買いして来ました。マリみてのアンソロとか百合姫ワイルドローズとか混ざってました。今思い出した。冬ごもりの支度めいた行動な気もします。残念ながら冬が終わらなければ開くことのできない書籍たちです。(未読段ボールの中、多分100冊越えてる。)電車片道分の読書タイムのためという言い訳が白々しくなってくるこの存在感。……幸せ過ぎる(笑)。
どちらもマリみてとは次元しか共通項が無いようなジャンルのサイトさまなのですけどね。あの芸術的な滑らかさと、ぶつ切りの連鎖の世界観、正反対なのに一気に頭にぶちこまれましてね……ああ幸せ。先週も嫌なこと色々あったけどまた頑張るよめげないよ。いつまで百合好きが続くのかとか、そもそもいつまでオタクやってるのかとか、自分でも予想がつきませんが少なくとも一生活字中毒ではあると思います。他のことに夢中になって、全然読まない日が続いたりしても、手近にあれば安心するしそのうちやっぱり帰ってきてしまう。割と部活に生きていた中学が多分一番読まなかった時期ですが(中学校の図書館とか全く思い出せない保育園に小学校高校は鮮明なのに)、一番引き返せないところまで落っこちたのも恐らくこの期間です(笑)。入学したときはオタクとマニアの違いもよくわかってなかったのに卒業時にはBLサイトの管理人やってました。人生そんなもんです。
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2009
11,28
23:34
天国は地獄
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
「仕向けたのはわたし」という御題でばーっと妄想だけして何か満足してしまいました。実は5万打御礼の続き、数話分出来てたりするのですがどのタイミングで更新すれば良いのか悩んだ挙句宙に浮きっぱなし状態。どうしようかな。ラブコールの続きも結構書けてたんだけどな。中々バックアップサルベージが進まないんだよなあ……orz
書きかけで放置と言えばポッキーの日の話がこの間一周年を迎えていました。今年こそはどうにかしようと思っていたのに!
そんなことより今年の聖誕祭のネタが全く思いつきません。まあ他所さまの偉大なる聖蓉時空で皆幸せになれば良いと思うんだ……。
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2009
11,27
20:39
(no subject)
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
実は11時の店員とかいう懐かしいものの没シーン。
江利子にのろける蓉子が書きたかったんだよなあ。結局見事にずれましたが。
相談があるの、と電話されたのは蓉子らしく遅すぎずかといって夕飯にかかる訳でもない時間だった。生真面目な優等生の悩む原因なんて分かりきっているから敢えて問うようなことはしない。せいぜい変わるのは原因とか相手のふてくされパターンとかくらいだ。果てしなくどうでもいい。あの馬鹿は相変わらず大人と子供の間をうろちょろと逃げ回っているのだ。しかしそれでも一応私は蓉子の(そして不本意ながら、あいつの)親友というポジションなのだし、先日の恩を感じていない訳でもない。短く喫茶店の名前に場所、時間を告げて受話器をおく。
一晩頭を冷やしてから私の前に出てきなさい。
伝わったかどうかは知らないが。
うっすらと粉砂糖をかぶるチョコレイトケーキは中々好みに苦かった。いかにも甘そうなシロップのかかったパイ、それをつつく蓉子を横目で見る。俯きがちにフォークを突き刺すものの、さっきからちっとも口に運ばれていない。せっかくスイーツが美味しい店を選んだのに、ぱさぱさの屑山が出来上がるのは癪だ。これ見よがしについた溜め息が蓉子を小さく震わせる。シチュエーションが違えばさぞ嗜虐心をそそられるだろう姿。壊されたいなら壊してあげないこともないけれど、取り敢えず、今は。
ぐずぐずと言い淀み続ける蓉子を肴にするのもいい加減飽きた。少しくらい楽しませてもらうのは当然の対価よね、と頭の中のずる賢い部分が邪を織り込みながら回転を始める。
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2009
11,26
22:07
更新するたびに
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
久々に~とか言ってる自分が何だか切ないですが(苦笑)。書き散らかしてた短いのをまとめてサイトに放り込みました。(行事ものは諸事情により次回予定。)しかしその24って。(聖蓉だけのカウントなのに。)一体いくつまで行くんでしょうね。
そういえば前のサイトから通算すればうちも満5年過ぎたなあ、と、ぼんやり思ってみたりします。あの頃とは実は好みもだいぶ変わっていたりして。5年後はどうなってるのかな。まだオタクやってるのかなあw
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2009
11,26
00:28
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
『セカンドウィンド』が凄い面白いです。あースポコンだ……青春まっしぐらだなあ……。
語り出すと止まらない気がするので読書メモとしては暫く自重。もしくは長ったらしいのをそのうちに。時間あるかな……。(時間は作るものです。)
『4つの初めての物語』さとうまきこ(文庫/児童書/短編集)
小学6年生の多感さは青くささの二歩手前ぐらいで、それはそれでたいそう可愛いです(笑)。
お兄ちゃんとおはじきの話がお気に入り。
『奇蹟の表現』結城充考(ラノベ/バトル/修道院)
カガミ司祭視点の続刊があったら是非読みたいです。信念と人情で葛藤板挟み。続きという形では不可能なのでおまけの短編ででも。サイボーグな壮年男性(主人公)もかっこよかったけど……もう少し水気のある(何だその表現)内面描写が……。
『君のための物語』水鏡希人(ラノベ/ファンタジー)
何と無く何処と無くゼロサム臭。ホワイトハート辺りで出した方が売れるような気もします(笑)。
数奇な運命によって主人公が巻き込まれて行く、特別なのに日常のような事件の数々。純然ハッピーエンドはひとつもないのに各話のラストが暖かいのが不思議。第三者が、彼女たちを可哀想って言ったらきっといけないんだろうな。
一巻で綺麗にまとまっていて。良い連作を有り難う。
『やさしい竜の殺し方 1』津守時生(ラノベ/RPGファンタジー/女性向)
確かに紙面でRPG以外の何物でもない。ゲームのシナリオ読んでる気分に何度なったことか……w
恋愛面はほぼ直球でBLですが直球過ぎて中々笑えます。うんお前恋に落ちるのも誓いを立てるのも早すぎだよ。幻獣サイドの方々が好きなのでもう少し読んでみようと思います。
『時載りリンネ! 2 時のゆりかご』清野静(ラノベ/ファンタジー/魔法少女)
凪が可愛すぎて最早どうしようもない。
彼女の最後の見せ場にちょっとぶわあっと来ました。涙腺弱いです。
『ベン・トー サバの味噌煮290円』アサウラ(ラノベ/学園コメディ)
『バニラ』が入手できない腹いせだとも巷では伝えられています。
腐マークがおでこについた妄想少女と次期生徒会長さまが百合時空でした。執着束縛片思い。
『とらドラ4!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/ラブコメ/夏休み)
別荘回。ホラーは例えネタでも勘弁してください……orz(本当に苦手な人。)
この辺りから段々と暗雲が立ち込めて来てますね……交錯しているあれやこれがどう結びつくのか、楽しみです。
しかしコメディ方面で相当馬鹿をやってしまっていて、惚れる要素より引いてる思い出の方が多いような気がするのですがw
『とらドラ8!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/ラブコ……メ?)
雪山ブリザード。
うんそれ修学旅行じゃなくて林間学校だよね。色々掘り返されてあいたたた。
『司書とハサミと短い鉛筆 1』ゆうきりん(ラノベ/ラブコメ/仕掛け絵本)
最初から最後まで穿いてない童女。まあ……いいけどさ……。
『南波と海鈴 1』南方純(百合漫画/四コマ)
猫耳猫耳。
ふにゃふにゃと百合時空。
『とかげ 2』灰原薬(青年漫画/伝奇/ゼロサム)
父娘と姉弟が好き過ぎて……もう……。
お姉ちゃんが愛しくて切ないです。エゴの連鎖ですね。
百合でドSな彼女も何やら弾けてたので一応報告(笑)。狙われてる方は可愛かったんだけどなー。
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2009
11,24
23:47
(no subject)
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
乃梨子と瞳子。
ねえ私ってさ、志摩子さんが好きなんだよね
存じてますわ
だからさ、瞳子も祐巳さまのこと好きなのかなって
……嫌いだったら姉妹になんかなりませんわ
ぷいと顔を背けたのに、愉快そうな顔がわざわざ回り込んでにやけた表情をさらす。まるで扇風機に合わせて動いてるこどもだ。普段の乃梨子さんの様子(主に志摩子さまに対してとか志摩子さまに関してとか)を思い返して子犬に訂正する。
志摩子さまのことばかりですのね
うんそれ志摩子さんにも言われた
は?
瞳子のことばっか話してるって
何話してるんですか!
がったんと机が揺れて波打ったが、そんなものに構っている場合ではない。きいんと空気が割れたのは私自身の声のせいだ。我ながら立派な腹式呼吸だった。うへえ、と耳を押さえた乃梨子さんの、わざとらしいことと言ったら!
嫌だった?
そういう問題じゃないわよ!
知りたいというより問い詰めたいがいざ知るのは怖い気がする。うっかり崩した言葉遣いに見せた満面の笑みが、正真正銘私に向けられているという事実に高鳴った胸のうちなど、この人を食った友人には絶対に見せてあげるものですか。
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2009
11,23
23:43
テロメア
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
:染色体の末端にある保護構造。
江志です。
抱きとめた彼女からはひなたのにおいがした。目を細め落ちてゆく微睡みには満足の吐息が溶けていた。矛盾の上に安住できる図太さは、繊細に見える志摩子の中に確かに通っている。そもそもそうでなければ私とは付き合えない。我ながら悪女ねえ、ともらした笑みは呆れるくらいに反省の色がなかった。幸せはゆるくぬるくほのあたたかい。
これだけで良いんです、と震えた声帯の持ち主は、ことばどおりにぎゅうと密着する。飢餓よりは角の取れた、それでも切実な願望が漏れ出し、私に染みていく。時折震える睫毛がくすぐったい。同じくらいに私をくすぐる髪の先は、ひとところには留まらずに風に踊る。男では無いがこれ以上据え膳につけあがられても困る。エアコンのリモコンに手を伸ばしかけた私を、心細そうに見上げた志摩子に、うっかり自分の唇を重ねてしまった。
きょとん、とした瞳が、理性の色を取り戻した。拗ねられるかしら、と肩を竦めた私に次いで見せたのは、蕩けきった表情。こちらがお手上げするしかない、見事なまでの無邪気な美しさ。
……これだけ、ね。
故意じゃないからタチが悪い、とどちらの呟きも口には出さないまま志摩子の髪を片手で手繰る。存分に甘えさせてあげよう。何せ非常に希少なことに、彼女にこねられるわがままは嫌なものではない。
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2009
11,22
23:54
本棚整理中。
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
正確には本棚前に積み上がった奴らの整理収納。ついでなのでBOXのリストアップもしつつ、な文庫は終わりました。積ん読残留なのを含め400冊弱。今の身分になる前に押し入れに放り込んだのがだいぶあるので意外に大したことなかった。今から漫画です。シリーズものが多いからこっちの方が楽……と思いきやサイズが不揃いなせいで結構に面倒くさそうな予感。本番のファイル・印刷データ・プリント類まで今日中にはとてもたどり着けませんね……orzあれが要るから重い腰をあげたんだよ……まあリスト作成は大変楽しかったですが。手持ち書籍のデータベース化は来年のお楽しみ。
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2009
11,22
01:40
脳内だけは春色。
CATEGORY[戯言・拍手お返事・その他]
最近他所さまの江志ばかり妄想してます。何だあいつら可愛すぎる。マリみてで一番ぱっと見ほのぼのCPに思えてきた……縁側でお茶的な。現白はもうちょっと動的というか思春期成分が多いからどっちかというとにやにやなのです。聖蓉は……そういえば最近幸せなの書いてない気がするなあいつら……。今年は第二期バカップル祭(つまり去年の会話文書き散らかしに地の文を足したもの)で越冬するつもりでしたがどうなるやら。
うっわ……ちょっと穴があったら埋まりたいレベルの事故をやらかし悶絶中。別に私以外は誰も気にしてないってわかってるし知り合いがあれを見ることもまず無いんでしょうがそれでも恥ずかしいことは恥ずかしい。うああ。
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2009
11,20
23:43
読書メモ。
CATEGORY[読書メモ]
今更ですが怒濤のファンタジーブームでした。漫画やアニメに手を出す気力は無いので必然的に児童書かラノベかの二択になり、後者寄りの選択をした模様。……まあ結果論なんですけど。
『セカンドウィンド Ⅰ』川西蘭(文庫/児童書/スポコン)
正統派すぎるくらい正統に青春スポーツ物語。ジャンルは自転車競技になるのかな。
一巻なのにどう見ても二冊分の二部構成とか、頑張るなあ。しかしここで終わったら少年漫画の王道打ち切り過ぎる(笑)。俺たちの未来はまだじっくり見たいです。殊更に熱血キャラというわけじゃないのに真っ直ぐに熱い主人公、かっこいいよ。
なんか懐かしい空気、と思ったらヒロイン以外女っ気が無いとかそういうことでした。……ああ、バッテリー時空……。
『とらドラ6!』竹宮ゆゆこ(ラノベ/ラブコメ/高校生)
生徒会編。ガチンコキャットファイトが一番面白かったのは私だけで良い……。
あとはラストシーンが何故かかなりお気に入り。まあ最高に笑ったのはあとがきですけどね! 風林火山とか……うますぎだろう……。
『時間商人 不老不死、売ります』水市恵(ラノベ/オムニバス)
野球の話がやたら多いと思ったら……そういうことか……。
後半に畳み掛ける叙述トリックは凄いのに、伏線の敷き方がちょっと残念というかまどろっこしい気が。第一章の吸引力の弱さが勿体無い。せっかく良いハートフルなのに。案の定少年たちが凄く好きです。3人ともかっこいいよ。
『恋愛アナグラム』天堂きりん(青年漫画/恋愛)
こういう話を漫画という形式で摂取するのは実はとても珍しい自分。好きなのに未知の領域過ぎて中々手が出せない……。
表紙買いもたまにはしてみるものですね。
『教艦ASTRO 1』番納葱(青年漫画/四コマ/高校教師)
物凄い勢いで癒されている自分がいる……のが何故だか切ないです(苦笑)。……歳食ったなあ。
そして大変面白かったです。総合的なクオリティ高すぎだろう……。見た目だけは蓉子っぽい百合属性の方もおりますので興味のある方は是非(笑)。いやギャグものだったらガチであんな感じかもしれん……。
『[zion] 1』榧世シキ(青年漫画/近未来ファンタジー/ゼロサム)
ゼロサム時空万歳。
絵柄も世界設定も相当好みなのですが、少々話を詰め込み過ぎでは? という気は、少し。つまりもうちょいじっくり心理や世界観を掘り下げてくれると私が嬉しい。倫理も情もないバベルの塔。
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2009
11,19
00:35
匙加減が難しい。
CATEGORY[妄想走り書き(過去ログ)]
モノクロームの狂乱(聖×蓉子←江利子)
最初は例の如く雰囲気リスペクト品だったものの、続けていくうちいつの間にかいつもの自分の雰囲気に。
なかなかうまくいかないものです。
「あんたなんか、
あんたなんか、言い訳を用意しなきゃ甘えることもできないくせに」
嫌味ったらしく粘りついた女の嫉妬は、その実ひどく子供っぽく部屋に響いた。蓉子を取り合うお子様ふたりが、人形になった彼女の腕をもいでしまう想像をしてしまったのは、きょとんとした聖が視覚に割り込んだからかもしれない。馬鹿馬鹿しい。駄々を捏ねて手に入るものなんて、ガラクタかお下がりばかりなのだ。
「……違うよ」
ふいと冷えた空気に囲まれ、聖は静かに断定した。私の前で泣きわめいたり暴れたりはまさか有り得ないが、嫌悪か自虐か、少なくとも感情を顕にはするだろうと思っていた私の中に密やかな衝撃が広がる。つくりものの陶器に似た指が、肌の赤い部分に押しつけられ両者をたわませる。突きだしたその唇はかさかさで、とてもじゃないが愛らしくなんてなかった。
「だって言い訳がなきゃ、蓉子が、甘えられない」
強い人だから。
苦笑の先には、どころではない。髪も腕も精神も、感情のはじまりから爪の先端まで彼女は水野蓉子に浸かっていた。どろどろのぐちゃぐちゃに癒着していた。
それで良いんだと信じ込んでいる少女は、勝利宣言をあげないまま狭苦しい世界に蹲っていた。疑い深さを向ける先はいつも他人である、幼いから許される潔癖で傲慢な純真さ。あぁきっとその狭隘な吹き溜まりこそが私が望んだ末路なのだ。壊れた玩具。大切にしながら、遊ぶ光景を踏みにじることに何の意味があるだろうか。
取り上げる良識者にはなれず、背を向ける負け犬として引き下がれるほど傷は浅くなく。傍観者に徹するのが最善だったのだと確信してなお私は彼女を傷つける呪詛を吐き出す。聖だけを痛めつけることばを選び突きつける。
恐らく半分は自分のために。
「……もう良い?」
罵詈雑言を尽くした私の息が切れ訪れた静寂はただの刃だった。呼吸と共に継ぐはずだった呪詛を削がれ、私は静かに硬直する。こちらを見る聖の相貌に籠る色は、私より苦かった。焦がしすぎたカラメルが揺れる。
「最低」
「知ってる」
糾弾は遠吠え以外の何物でもない。後から出てきたくせに、ぼろぼろな自分を支えてもらっていただけのくせに。自分では何を為す気もない臆病者が、強がる振りをして彼女の胸に顔を埋める。彼女の肌に隠れた表情なんか知りたくない。予想がついてしまう自分に悪態をつく。
きっと蓉子はその腕を広げるだろう。微笑んで、眉尻を下げて、心まであけわたしてみせるのだろう。溶けるのではなく溶かすのが彼女のやり方で、狡猾で卑怯で救いがたく不器用で。飛べない足場までをパーツに組み込んで注ぐことしかできない。
耳に優しい言い訳を、蕩ける愛を、仮初めの安楽を。
「手綱、握られてますから」
握らせてるくせに、とは、さすがに言わなかった。
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